「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

FDA、小松から撤退へ

2010-09-29 21:56:00 | 静岡空港
FDAは来年3月27日以降、静岡¥ャ松線から撤退すると発表した。
知事の目論んだ年々10万人ずつの利用者増も黄色信号を超えて赤信号がともっている中での厳しい現実だ。

FDAも営利企業なので最低でも収支トントンにしなければならないわけで、「利用者が多い8月でさえ運航経費をまかなえない状況で、路線の継続は企業体力的に厳しい」(産経ニュース)と撤退の理由を明らかにしているが、当然の判断だ。
そもそも、小型のリージョナル機では搭乗率が65パーセントあればいいとか単純に言えるものではない。ある程度、普通運賃で乗ってくれるビジネス利用がないと、割引運賃の観光需要だけでは厳しい。
それに、小松便という路線は県の需要予測でさえ路線成立が見込まれていない路線だ。
実際、今月初旬に金沢に行ってきたことはこのブログでも紹介したが、JRの利用で十分だ。福岡に行く時なら羽田からとも考えるが、北陸は新幹線こそないが、特急が多頻度で運行されており、ルートの選択肢も多い。行きは福井経由で、帰りは高山経由でと、違う景色も楽しめた。もちろん航空機よりも安い。

川勝平太静岡県知事は今日の定例会見で「需要予測をはるかに上回る搭乗率の路線がある」などとして、「全体の需要は伸びていく。心配はしていません。」と70万人達成に自信の深めているようだが、意味不明だ。
空港という穴のあいた鞄に税金という札束をさらに入れ続けるつもりなのだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿