「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

退廃進む静岡と維新に挑む大阪

2011-11-27 22:29:00 | ノンジャンル
11月20日に静岡県を筆頭に静岡陸上競技協会、(株)静岡新聞社・静岡放送(株)、静岡県教育委員会、沼津市で構成する実行委員会によってとり行われた「ふじのくに新東名マラソン」で途中の給水所の水が足りなくなって脱水症状を訴える参加者が続出し「10人が脱水症状の疑いで病院に運ばれたほか、コース上で50人が吐き気や目まいなどを訴えた」(中日新聞)との事実がようやく明らかになった。
「側溝にたまった雨水を飲む人もいたという」(朝日新聞)ほどのあきさまだったようだ。

大会翌日の21日には主催者のうちの静岡新聞によって大成功のごとく報じられていたのだが、25日の朝日新聞や読売新聞などが運営の不手際による真相を報じ毎日新聞や中日新聞も報じるところとなって県民の知るところとなったというのもお粗末だ。
静岡新聞といえば県を擁護する御用新聞と認識されているが、県といい御用新聞といい、臭いものには蓋という相変わらずの官僚体質の連帯にはあきれる。

県は今年6月にも食育推進全国大会で賞味期限切れの伊藤園の野菜系飲料を配るなどの不手際をしたばかり。
しかも、誰も責任を取らないどころか、トップの川勝をして無償提供(提供した時点では賞味期限内)した伊藤園に責任を押し付けてしまった。
相次ぐ不手際は責任感の欠如をからくるものであることは明らか。
ゆえに、相次ぐ教員の不祥事同様、今後も大なり小なり白日になるならないを問わず起きうることである。
このように停滞と退廃の進む一方の静岡県に対し、今日、新知事と新市長の誕生した大阪の今後には国民の注目と期待がある。

政権交替で「維新」を期待したが裏切られた国民の最後の期待となるかもしれない。
手法にはかなり乱暴な所もあるが創造には破壊が付きもの。
少なくとも無駄の排除と公務員利権の排除をひるむことなく断行し、大阪発の希望を見せてもらいたい。
無駄と利権の温存の下で増税に突き進めばこの国は100%破滅だ。

静岡県内、学校給食放射能検査の状況及び放射能拡散リスクのあるがれき受け入れ状況

2011-11-23 12:17:00 | ノンジャンル
(静冈县的放射能风险)(시즈오카현의 방사능 리스크)

参考記事1:放射能汚染尊害廃棄物の焼却 ー 放射性物質を拡散する世界の禁じ手!
参考記事2:焼却灰のセシウム濃度マップ(早川由紀夫氏作成)
参考記事3:美しくきれいな日本を守るためにガレキを止めよう



なお、農畜水産物の検査状況は別ページにて更新中

ブータン国王離日

2011-11-20 16:37:00 | ノンジャンル
日本の政治家にない誠実さと謙虚さを持って徳の高さを示したブータン国王が今日帰国した。
先日に引き続いてブータンの生活を写真で紹介しよう。

<ブータンの一般的な家屋>

<家屋内>


<家屋内の部屋>


<家屋内の仏間>


<家屋の屋根裏>


<食事(昼食)>


<朝市に見る食材>










<パロ・ツェチュ祭>






<鎖橋>


<検問所>


県、平成22年度の静岡空港の赤字が15億6,700万円と公表

2011-11-17 20:28:00 | 静岡空港
県は今日、平成22年度の静岡空港の赤字額を発表した。
前年度(平成22年度)1年間で、収入は3億8,800万円、支出は19億5,500万円で、差し引き15億6,700万円の赤字だという。

しかし、民間準拠の計算という建前で減価償却費や県債利息を含めたものの、富士山静岡空港利用促進協議会等を迂回しての利用者への実質運賃補助などの空港利活用促進支援事業費4億5,096万円や、空気を運んでいるとまでいわれる空港アクセスバス維持予算9,300万円など多くの空港関連県事業は含まれておらず、氷山の一角といえる。
県は経費の縮減に努めるというが、収支の対象となっていない旅行者等へのばらまきは、近頃の節操のない一人5千円補助キャンペーンなど、より一層手厚くなっていくようだ。

また、県が都心のオフィス並みの賃料を払って支えている空港ビルを所有する天下り法人「富士山静岡空港株式会社」への支出も増えこそすれ減ることはないだろう。
なにしろ、競争のない賃料設定だから、この天下り会社は高額の役員手当を支出しても黒字の優良企業だ。

増税の足音がひたひたと忍び寄り、無策の経済政策の中で国民生活も苦しくなっていく中、役人天国だけは温存されている。
残念だが、ギリシャへの道がはっきり見える。

ブータン国王来日にちなみ

2011-11-15 20:35:00 | 日記
巷の政治経済ニュースはTPP一色の感があるが、ここまでの流れは賛成論者も反対論者も織り込み済みの状況であろう。
参加条件が確定したものではないのだから要はこれからの駆け引き次第だ。
多くの国民はメリットデメリットの多寡についてはっきり分からないものの、現下の閉塞状況からの打破を期待して良しとしたものとみているが、前途は不利・多難である。
川勝のような楽観論からではなく、一度壊してから再起するのもよかろうという意味で私も期待せずにTPPの交渉状況をみている状況だ。
一方、静岡県内の行政・経済状況においては完全に閉塞状況だ。
今月もFDA支援の川勝を団長とした鹿児島訪問団を派遣したり、食の技術祭で試食だとか、新東名でマラソン開催だとか、批判も飽きるくらいマンネリで成長戦略の見えない行政の無策が続いていて、変化の兆しさえ見えない。
おかげで私は実に平和な日々を過ごさせていただいている。

さて、今日はブータンの国王夫妻が国賓として来日したのでそれにちなんでかの国を写真で紹介したい。
今年3月、まさに福島原発が爆発し放射性物質を撒き散らした時期に私が居たのがブータンだからということもある。

ブータンには現在もJICAなどで活動中の日本人も多く居住している。
東日本大震災の折も国王が日本人のために祈りをささげる国事に在ブータンの日本人を招き追悼と今後の幸福を祈り、小国としては大きな金額の義援金まで贈るなど親日の国である。
国民総幸福度が高い国として有名であるが、いわゆる経済的生活水準としては決して豊かとはいえず日本のように電化製品で満ち溢れた生活など程遠い。
それでも近年、自動車、携帯電話などの所有は増えている。
国を支える産業は水力発電と観光。
特に水力発電はインドに売電し収入を得、その収入で道路整備を行っているのだが、その整備を行っているのが首都から遠くの貧しいインド人である。
インドとブータンの国境の門を隔てて別世界が広がるのは国自体の豊かさの違いを象徴している。
ブータンと言うと国民総幸福度の高さがいわれるが、そうしてみると、その幸福度を支えているのは隣国の国境地域との経済的優位性があるように思える。
遠くの豊かさよりも近くの貧富の方が日常の幸福感に影響するものだからだ。
決して、経済を離れて心だけで幸福があるというわけではないのである。

<国境の門を隔てインド側>


<国境の門を隔てブータン側>


<インド国境を越えブータンの首都への道:未舗装が多い>


<ブータンの道を作るインド人:機械ではなく手作業が主>


<首都ティンプーにあるブータンの中央官庁>


<国内最大の観光地パロにあるブータン唯一の空港>


<パロのメインストリート>


<ブータンの棚田>


<朝市の光景>