1年に一度うまいものを食べる会があって、先日中華料理の店に行った。まるでフランス料理のような中華で、薬膳料理と言ってよいような内容だったが、うまかった。
赤い色の細いものが少し入っている料理があって、聞いたら「養殖の冬虫夏草です」という。人工栽培という意味だろう。これが中国のオリンピック選手を育てた有名な冬虫夏草か、凄く高価だと聞いたが栽培できるようになったのか、と有難く頂いた。なんだか筋力が付いたみたい。また、中国産トリュフを使った料理も出た。面白いので「やはり豚に探させるのですか」と聞いてみた。「いいえ、豚がトリュフを食べてしまうので、中国では犬に探させています」と言う答え。なるほど、犬はきのこより骨のほうが好きだろう、豚は意地汚いけど、と納得した。
後刻、インターネットで調べてみて驚いた。日本ではもうとっくに日本冬虫夏草というものを栽培していて、それで薬を作って販売している。中国から輸入する冬虫夏草は乾かしたり加熱したりしないと入れないから、殆ど薬効がないという(日本の業者の説明。)それに比べて日本で育てているものは生のままだから効能がぐんと多いそうだ。豚も犬も、フランスでは特別に訓練してから探させる。だから見つけても食べない。中国の豚は訓練を拒否しているのだろうか。珍味の裏には様々な物語がありそうだ。
赤い色の細いものが少し入っている料理があって、聞いたら「養殖の冬虫夏草です」という。人工栽培という意味だろう。これが中国のオリンピック選手を育てた有名な冬虫夏草か、凄く高価だと聞いたが栽培できるようになったのか、と有難く頂いた。なんだか筋力が付いたみたい。また、中国産トリュフを使った料理も出た。面白いので「やはり豚に探させるのですか」と聞いてみた。「いいえ、豚がトリュフを食べてしまうので、中国では犬に探させています」と言う答え。なるほど、犬はきのこより骨のほうが好きだろう、豚は意地汚いけど、と納得した。
後刻、インターネットで調べてみて驚いた。日本ではもうとっくに日本冬虫夏草というものを栽培していて、それで薬を作って販売している。中国から輸入する冬虫夏草は乾かしたり加熱したりしないと入れないから、殆ど薬効がないという(日本の業者の説明。)それに比べて日本で育てているものは生のままだから効能がぐんと多いそうだ。豚も犬も、フランスでは特別に訓練してから探させる。だから見つけても食べない。中国の豚は訓練を拒否しているのだろうか。珍味の裏には様々な物語がありそうだ。