某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

スポーツ吹矢は楽しい。

2010-11-12 12:57:13 | スポーツ吹矢の練習
 吹矢を始めて丁度二年たった。80歳になるより前に四段になれれば、とひそかに思っていたらギリギリでそうなった。そんなに急がないでも、と言われたが、もう残り時間が少ないから行けるところまで早くゆかないと落ち着かない。ちなみに、私の所属しているのは日本スポーツ吹矢協会。銀座の松屋裏に本部と教室があって、会員は今年2万人を超えた。
 コメントのお礼に少し書いたが、ここにも書くことにした。
 介護について最近さるNPOの講習を受けはじめた。明日は我が身だから。現在の制度の問題点を聴く度に、一体この国はどうしちゃったのだろう、とやるせない気持ちになる。自分に出来ることは?と考えて出てきた答えの一つが吹矢。的まで5メートルでも4メートルでもいい。車椅子でも、息さえ出来れば吹ける。お年寄りでそれほど体力の無い人、体の不自由な人でも十分できる。肺活量は少なくても十分。肺に問題のある人の病状が好転したという報告が多くある。
 吹矢は腹式呼吸をするための便法と言っていい。丹田を膨らませて息をため、的に向かって鋭く一気に吹く。それだけ。的に当てて喜んでいる間に、何回も何十回も腹式呼吸が出来る。私は始めてしばらくは腹筋が痛くなったが、何故だか分からなかった。やり過ぎだったらしい。良いことに背筋が伸びる。集中力が増す。私は血圧が下がった。下が60位まで。5本の矢の得点を足し算し、それを6回繰り返して(合計30本)総得点を計算する。暗算が速くなる。
 ではどんな競技か。1メートル20センチの「つつ」に1グラムほどの重さの矢をいれ、初心者は6㍍先の的を狙って吹く。三段からは10㍍先。的は発砲スチロールで出来ていて、1グラムの矢でも時速100キロ以上で飛びだすから深々と刺さる。当たった時の音が何ともいえず心地よい。的は蛇の目で、中心から半径3センチの円内が7点、その外側6センチまでの帯が5点、またその外側9センチまでの帯が3点、その外側12センチまでの帯が1点。10㍍先の半径3センチの円内に5本入れば満点。このところ調子が良くて毎日2回か3回満点が出る。その度に喜んで(証拠として)写真を取るから、私の携帯には満点の的ばかり写っている。外れた時は撮らない。
 こんな単純なスポーツだが、息の具合、注意力散漫の程度(集中力というべきか)、力の抜け具合等々さまざまな情報を瞬時にまとめて一気に吹く。何故か日によって違うから面白い。点数はまぎれようがないから成果は一目瞭然。今までの私の最高点は10㍍30本で196点(全部満点だと210点だが公式競技や昇段試験ではまだ出たことがない。)このところ180点台か190点台が多いが、時には150点台などということもある。矢が、ヤダ、と駄々をこねるらしい。何かと同じでご機嫌をとるのが難しい。

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