「イスラム国」の性奴隷制度

イスラム国の狂信的な蛮行イスラム教以外の宗教を認めない独善ぶり等々は報道されているが、最近海外の新聞では、イスラム国の性奴隷制度がかなり詳細に報じられている。長く監禁された揚句殺害された若いアメリカ人女性Kayla Muellerさんは、他の女性たちと同様鎖で縛られて監禁され、イスラム国指導者の許につれて行かれては強姦され、泣いて帰って来たという。
　性奴隷にされた女性の多くはクルド人のヤジディという小さな宗教の信者たち。イスラム教徒ではないから、性奴隷にする事をコーランが認めていると兵士たちは女性に言っているそうだ。彼等は女性の所に行くと、まず平伏して神に祈り、女性に乗りかかり、事が済むとまた神に祈る。事がお祈りに挟まれているので、新聞にはbookendingなどと書いてある。性行為の度に神に近づくともいう。但し、妊娠中の女性と閉経後の女性には性行為を行ってはいけないとされているそうだ。
　この性奴隷制度が公式に始まったのは2014年8月3日で、北イラク侵略により、昨年には5000名以上の女性が捕えられ性奴隷とされ、中には12歳で体を壊された者もいると言う。このうち2000名程が脱出に成功し、今なお3000名ほどが監禁されているらしい。脱出した女性たちの証言で実情が明らかになった。
　何故この様なことを行っているのか、一つにはイスラム国に兵士を集める手段、男たちへの餌であろうと言う。イスラムの教えでは女性とのデートは禁止され、婚外の性的交渉などはタブーとされている。そのような社会では、タブ―から解放されるこの性奴隷制度は恐らく大変な魅力なのであろう。
　それにしても、イスラム教というのはこれほど男性優位で女性蔑視の宗教なのだろうか。大量破壊兵器不在以来、国の流す情報はあまり信じない方が良いと思っているから、この話も半分で、かなりでっち上げではないかと疑っている。ニューズ源は皆アメリカ系の新聞だから。