某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

本当に体験した不思議な 話

2009-09-25 15:00:48 | ぼやき
 何年も前、女房が亡くなった晩のこと。兄弟姉妹その他大勢集まって話し合っていると、普段あまり使わない洋服ダンスの扉が開いた。何度閉めても開く。仕方が無いので、紙をかって閉めておいた。
 私はお線香番で女房の傍に寝た。急なことで長持ちする線香の用意が無いから、すぐ燃え尽きる。番をしているつもりが寝込んでしまった。すると台所で電気釜がすごい音を立てた。「誰かタイマーの設定を間違えたな」と行ってみたが、米など仕掛けてない。戻ってみると線香が尽きかけていた。いやこれはすいません、と新しく足した。疲れていて、すぐ寝てしまった。すると、インターフォンが鳴った。「誰か訃報を知って電報をくれたのだろう」と玄関に出たが、誰もいない。戻ってみると線香が灰にもぐるほど燃え尽きていた。新しく線香を供えて横になった。眠ったつもりは無いのに、今度は耳元で凄い声で怒鳴られた。もう判ったから「はいはい、すいません」と線香を足した。
 翌日、喪服を出そうとしたが、それまで着るものを自分で出したことが無いから、家中探しても服が見つからない。もしや、と、二階にあって前夜扉が開いて困った洋服ダンスをあけてみた。喪服はそこにあった。
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