某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

噛むな 磨くな 奇妙な授業

2009-11-26 15:35:57 | ぼやき
 中学一年生の生物の授業。変った先生で「食物を噛む必要は無い。唾液と混ぜればいい。消化は胃袋がやってくれる」と教えてくれた。また「歯を磨くのは良くない。友人の歯医者が毎日犬の歯を磨いたら、それが歯槽膿漏になった。人間以外の動物は歯など磨かないが皆きれいな歯をしている。磨いてわざわざ悪くしているのは人間だけだ」とも言った。
 先生の言うことは正しいと信じていた私は、それ以来極力歯を磨かず、噛まず、従って早く食べる習慣を身に付けた(要するに面倒臭いことをやらなかっただけ。)結婚してからは女房に叱られるのでやむなく磨くようになったが、今でも、転んで折った前歯一本が入れ歯なだけで、大体は自前の歯だ。歯槽膿漏にはならずに済んでいる。息子は小一の時いい歯のコンクールに学校代表で出て入賞した。口頭試問で「歯磨きは余りしないの」と返事したため優等賞が三等に格下げされたが。
 あの先生の話は正しかったのだろうか。教えを守った私がまだ健康で80歳になろうとしているのだから、あながち間違いとは言えないかもしれない。
コメント
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