Our World Time

ミニ講演、そしておひとりおひとりの名を入れてサイン、眼と眼、堅く握手、希望の方にはハグ

2014年08月12日 | Weblog
▼きょう発行された新刊「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス、一例ではここです)のためのサイン&講演会は、8月24日の日曜に八重洲ブックセンターで最初に、行われます。
 ただ、これは申し込み開始の初日で定員を超えてしまったそうです。


▼その次は、8月30日の土曜、ジュンク堂書店大阪本店での講演&サイン会があります。

 大阪府大阪市北区堂島1-6-20堂島アバンザ
 TEL.06-4799-1090
 17時開始で、19時30分終了予定です。
 こちらの方は、この地味ブログへの書き込みをされた方が「申し込めた」とおっしゃっていますから、まだ大丈夫のようです。

8月12日

2014年08月12日 | Weblog
▼ワシントンDCに来て2日目の今日は、イラク戦争以来、つまり11年ぶりに会う懐かしい人や、初めて会う名高い中国専門家や、いずれもアメリカ人とそれぞれ時間をかけて議論しつつ、新刊の発刊の日を迎えました。

 懐かしい人とは、どうして11年も会わなかったか。
 ぼくがイラク戦争に行き、こころも渇く砂漠の戦場や、逆にズブズブと足を取られる湿地帯の戦場、それから賑やかだったはずの街が根こそぎ壊され焼かれている戦場、それらを歩いて残酷な現実と直面したあと、そのときも議論をするためにこのワシントンDCに来ました。
 すると、雪が降ってワシントンDCの街並みはクリスマスカードのように美しく、そのあまりのギャップが胸を突かれて、「イラク戦争はやむを得ない」という、このペンタゴン(国防総省)出身の人に激しく食ってかかり、衆人環視のホテルのラウンジで長い時間、怒鳴り合いになって、それ以来、会っていなかったのです。


▼今日、この人と会った場所から、次の中国専門家のところへ行くまでの道筋の途中に、アーリントン国立墓地があります。
 その広大な敷地を歩いて抜けていくと、前のエントリーで記した硫黄島の記念碑があります。
 時間はぎりぎりになりましたが、どうにか行けました。
 そして記念碑のまえで、新刊と一緒に、写真を同行者(日本男児)に撮ってもらったのですが、公開は控えます。

 アーリントン国立墓地のなかを歩いて行くと、これまで何度も訪れているとはいえ、緑の丘に果てしなく続く墓石の白い行列に、やはり胸を突かれます。
 それは記念碑の前でも、同じでした。
 領土を初めて奪われた日本兵、他国の島を奪って「戦勝国」となったがために、ずっと戦争を繰り返して墓石を並べていったアメリカ兵、さまざまな無念が迫ってきます。
 とても、ふつうに写真をアップする気になれません。


▼嬉しかったのは、「いよいよ発刊の日ですね」というEメールや、この地味ブログへの書き込みを沢山いただいたことです。
 いまワシントンDCはまだ、8月11日の夜7時半すぎですが、日本は12日の朝8時半すぎです。
 日本ではそうです、書店に並び始める日になりました。
 12日に日付が変わるとすぐにお祝いの言葉を贈ってくださったかたがた、ありがとうございます。
 勇気づけられました。