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めぐり合わせ

2014年08月11日 | Weblog
▼戦略観なきイラク空爆を始めたばかりのアメリカ政治、その中枢の地ワシントンDCへの出張に来ています。


 西暦2014年8月10日・日曜のホワイトハウスは、もちろん見た目は何も変わりませんが、この首都での報道は「無力化したホワイトハウス」などと刺激的な言葉に溢れています。




 ホワイトハウスの屋上では、いつものように警護の兵士がパトロールしています。空爆開始の後も、目に見えての警備強化はありません。
 意外なような、意外ではないような。




 大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」がホワイトハウスの前から飛び立ちました。
 ただし、「議会の弾劾に直面する困った大統領のオバマさん」(アメリカNBCテレビ)が乗っているとは限りません。訓練もあります。




▼今回の出張の目的のひとつは、アメリカのNSC(国家安全保障会議)の現役幹部らと「第二次安倍政権下のアジア」をめぐって真正面から議論することです。
 ホワイトハウスに隣接する、この存在感のあるビル(アイゼンハワー行政府ビル)にNSCの事務局があります。
 左手奥に見えるのがホワイトハウスです。




▼このワシントンDCのアーリントン国立墓地(日本で言えば、つまり靖国神社)の前に、硫黄島の戦いの記念碑があります。
 硫黄島がわたしたちに伝える大切なものをめぐって、現段階でのぼくなりの集大成の書でもある「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス、たとえばここです)が、ワシントンDC滞在中の明日8月12日に発売となります。(驚くほど沢山の予約をありがとうございました)
 敗戦の日に合わせての発刊ですが、戦勝側の硫黄島記念碑の地にちょうど来たのは、偶然です。
 ちょっと大袈裟な言いぶりを許してもらえれば、天の差配のめぐり合わせですね。

 この記念碑の写真は、ネット上のアメリカのフリー写真からお借りしました。




▼今回は「日帰りアメリカ出張」ではありませんが、とても短い滞在であることに変わりありません。
 記念碑を再訪できるかどうか分かりません、というか、その見通しはあまりないので、とりあえず、この写真です。
 右奥の緑は、ホワイトハウスの敷地である「President's Park」(大統領公園)の緑です。
 ちなみに、徹夜になってしまった夜明けの光のなかです。