海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海に戻ってみると

2017-11-17 | GFX+オールドレンズ

水道の配管が外にむき出し

 

しばらく上海から脱出し上海の自宅に戻ってみると、水道管が外にむき出しになり新しくなっていた。私が借りている築27年のアパートは相当くたびれていて問題だらけ。でもこのアパートは約63平米で、売りに出ている価格は日本円で8000万円以上もするようだ。以前建築家から聞いた話だと、大陸のマンションの耐用年数は約30年らしい。つまり造りが雑という事ね。

近所の行きつけの麺屋に行くと相変わらず麺の茹で加減が行く度に違っていて、当日はぎりぎり食える硬さ。行きつけの炒飯専門店は開店当時はまともで良かったが、すでに手抜きが始まりあらかじめ炒飯を作り置きしているようで、すでに食えた代物ではない状態。また、近所の日本料理屋に行くと日本人経営者が上海を去った後、相当味が落ちたのと、オーダーした物が出てこない事が多くなった。厨房を見るとスタッフがおしゃべりしながら馴れ合って仕事をしているようで、話にならん状態。という事でこんな料理屋には行かない事に。うっかりが多い店は何事も危険。

撮影機材の代理店に行き不良品処理と今後の展開について話し合い。問題点は完全には解決しないのはわかっているが、どこまで完成度を高めるかが焦点。今、大陸の撮影機材メーカーは明暗を分けていて生き残りをかけているのだが、今までコピー商品しか製造してこなかった会社のオヤジ達は、今後どう何を製造してよいのか先の未来が読めてない人がほとんど。まぁ、これは日本も同じようなもの。とある会社は製造ラインの人を減らしロボット化するようだが、それは製品の歩留まりを上げるには理想的だろう。大陸の進化のスピードは相当なものなので、5年後どうなっているのか誰も読めないな。

☆GFX50S+トプコール58mm f1.4  このくらいの距離なら4x3のフルサイズをカバーする。

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アマゾンで、039Shop開設

2017-11-16 | 039ブランドの撮影用機材

 

以前お伝えしていた撮影用LED電球が、やっと量販店などの店頭に並び始めた。そして、アマゾンでも「039Shop」を開設。この電球は撮影用だけでなく、すでにあらゆる分野で好評いただいている。このLEDはヘッド部が交換出来るように設計してあるので、年内には交換可能なリフレクターも販売予定。

☆039Shopは、ココから。 

ボディは、白色

 

 Sh50Pro-Vは、調光可能タイプで、Sh50Pro-Sは調光不可の二種類

 

VタイプはスマホのBluetooth経由で調光可能

 

昨年の11月に試作から始め販売までこぎつけるのに1年もかかってしまった。時間がかかったのは様々な理由があるが、製造側が撮影環境の事をまったく知らないのも一つの理由。このLED電球以外にもあと数種類の機材を開発中なので、来年の春までには完成させたいと思っている。 

 

 

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空気がきれいな日本は過ごしやすいが

2017-11-10 | 写真日記

銀座で トプコール58mm f1.4+GFX50S 1x1で

 

ズマリット5cm f1.5を銀座でオーバーホールに出した。元々ズマリットはクモリやすいレンズなので、定期的にOHに出すしかない。ロッコール58mm f1.4もOHに出しているが、上海に持って帰れるかどうかは微妙。

日本は空気が澄んでいて、何を食べても美味しすぎて幸せを感じるが、カメラのシャッターを押す回数が極端に減る。

 

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もう一度パノラマへ回帰

2017-11-02 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

四川中路で

 

 

香港路付近

 

来月からもう一度パノラマを始めるのだが、デジタルになってレンズの選択肢が相当増えたので、以前より縦パノラマも常に意識しようと思っている。という事で、過去の35mmフルサイズの画像を掘り起こしてトリミングしてみたので、ちょっと無理がある。使用予定のレンズのほとんどは、前世紀のレンズ達。一部のワイドレンズは今世紀の物もあるが、すべてデジタルカメラ用に設計されたレンズではない。二枚の画像はキャノンFDレンズを使い補正レンズを通しているのでレンズ収差のオンパレード状態。

☆3日の深夜便で羽田へ

 

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GFX50Sと35mmのオールドレンズのイメージサークルテスト

2017-11-01 | GFX+オールドレンズ

 上海の富士フィルムから借りたGFX50Sと手持ちの古いレンズのケラレ度をテスト。テストしたすべてのレンズのフィルターを外しピントは無限大に合わせ絞りはすべてf11に固定し自宅の白壁を撮影。すべて35mm用レンズなので、フジのGFX50Sの4x3フルサイズを画質の面でもカバーしないのはわかっているが、興味があったのでテスト。赤いラインの縦側は、上から3x2 16x9 65x24で、横側は5x4 7x6 1x1の順。ケラレが発生しているのは、レンズ前枠の影響が大きいのはわかっていたのだが、意外な事も判明したのでテストして良かった。

 

Summaron3.5cm f3.5は、ほとんどレンズ前枠のケラレはないと思ってよい。Summilux-R50mm f1.4は、レンズ前枠がケラレているが5x4がギリギリ使えそう。

 

Elmar5cm f3.5Lレンズは、Summarit5cm f1.5よりケラレが少ないので5x4でもいけそうで、Summarit5cmf1.5は7x6まで。

 

Super-Takumar50mmf1.4は5x4まで、トプコール58mmf1.4は7x6まではカバー。 

 

 

今回のテストで意外だったZiko24mm f2.8は、f11でも周辺光量落ちが他のレンズよりかなり大きいが、レンズ前枠のケラレがかなり少ない。そして一番驚いたのはCanonFD35mm f2だ。このレンズは4x3を完全カバーしているが、NFD35mm f2は、FDよりさらに良い。ここには掲載しなかったが、MC-Rokkor28mm f2.8も完全に4x3をカバーしている事と、Rokkor28mmは意外と周辺の画像がとてよい事が判明。ワイドレンズはイメージサークルが狭いと思い込んでいたのは間違いだった。テスト期間中上海の天気がとても悪く実写は自宅の窓から外のマンション群を撮影しただけの判断だが、f値の暗いレンズの中には、結構使えるレンズがあるかもしれないな。

元々35mmフルサイズ用のレンズを無理やりGFX50Sのカメラに取り付けているので相当無理があるテストだが、私の場合は65x24と1x1で使う事がメインなので、何の問題もない。ただ、どのレンズも人などを撮る場合は数メートル先がピント位置なので、ほとんど4x3のフルフォーマットでも問題はなさそう。

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