海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Seagull DF5000

2014-05-09 | 写真日記

ルイジ コラーニデザインのシーガルDF5000

 

久しぶりに上海老相機製造博物館(上海市重慶南路308号1階)へ行き時間つぶし。私は数回行っているのだが、上海人の友人(上海海鴎照相機の元社員)が行った事がないというので、連れて行った。入場者は私たちも含め4人のみと閑散としていた。

この中で久しぶりにルイジ コラーニデザインの海鴎DF5000(1999年製造)をマジマジと見たのだが、デザインは現代のデジカメに通じるものがあるものの所有欲や使ってみたいと思わないのはなぜかと考えると、やっぱり作りの悪さだったり外装素材の安っぽさなんだろうなと思う。このカメラは、1999年に販売されたのだが、未だに使っている人を見た事がないというくらい売れなかったカメラのようだ。

中国製のカメラアクセサリー製造会社によくある事だが、一生懸命コピーして自社オリジナルのように作っているのだが、素材選びやデザインが今二つほど足りない物ばかり。また、思いつきで作るので、後になって辻褄が合わなくなり途中で仕様変更するのでタチが悪い。それらは使える物として平均点に近づいているのだが、その先一歩が踏み出せないメーカーばかり。日欧米と肩を並べられるようになるには、順調に進歩したとしても五十年以上かかると思うな。何事も後を追い平均点近くまでは行けるのだが、それから先のレベルアップは更にむずかしいのだ。これは、カメラ関係も含めすべての物に共通する。

 

 レトロ感たっぷりのネーチャンに別れを告げ、田子坊へ向かい二人で生ビールを一杯。

X-T1 XF35mm f1.4

 


 


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海の漢源書店へ久しぶりに 

2014-05-08 | 写真日記

私は鉄観音茶を

 

日本から来た友人と久しぶりに紹興路の「漢源書店」へ行った。ここへ初めて行ったのは、1998年の冬だったと記憶している。その頃、上海で落ち着いてお茶や珈琲を飲める場所は限られていたのだが、この「漢源書店」は前世紀からレベルの高い店だった。でも、この紹興路には出版社のオフィスが多いので何となく理解出来る。

 

 

書店なので本も売っているのだが、その店内にある本は自由に店内で読む事ができる大人の店。店内で騒ぐ奴や大声で話をする奴は居ないので、とてもリラックス出来るのは前世紀から変わらない。ある所にはあるんだよね、こういう店。でも、ここで過去日本人には会った事がない。

上海で一人で行動出来る生き方をしている人にはお勧めだ。

XF35mm f1.4

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メーデー休暇は今日まで

2014-05-03 | 写真日記

虹口区政府ビル前の路

 

本日3日でメーデー休暇は終わりなのだが、明日4日の日曜日は休日でなく一般の人達は出勤日となる。どうせなら休みにすればと思ってしまうのが、それがこの国ではそうはならない。なので、本日は海外や地方へ遊びに出ていた人達が一斉に自宅に戻る日。

連休なので車も少ないはずだが、PM2.5はいつもと同じで良くない。一昨日親しい友人と久しぶりに飯を食ったのだが、彼も喉の痛みで悩んでいるようで症状を聞くと私と同じ。中国各地では、古い煙突を爆破し煤煙設備の整った物にほとんどを変えるそうだが、これだけで解決するとは思えない。

韓国ではまた事故があったようだが、あの国も末期だな。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海星光照相器材城で

2014-05-01 | 写真日記

ふーん、超特盛ヘアーが流行?

 

4/30上海星光照相器材城へ行き支払いを済ませて表に出ると、芸術婚礼ショーのリハーサルをやっていたのでしばし静観。ちょうどブログネタが切れたので、それ用に撮影。

美意識や価値観には個人差があり、国民性によっても違う事は良くわかっている。だが、世の中にはどうしても受け入れる事が出来ない物や事も存在する。メーデー前日のこの現実は、久しぶりに視覚を通して私の脳は脳震盪状態。美とは何か、これは永遠に続く深すぎるテーマかも知れんなぁ。

目が合ってしまったので連写 ・・・。

 

ひぇー、蜘蛛女王?

 

数年前、ある日本人から着飾った上海人のおばさんを美しく撮ってくれという依頼撮影を受けた事があるが、その時は強烈に自分の限界を感じた。それ以来どんなに親しい人からの依頼であれ、そのような依頼はこちらからお金を払ってでもすべてお断りする事にしている。人生の後半は、いくら金を積まれても「やりたく無い事とやれない事は一切やらない」という素直な気持ちで生きて行こうと決めたのだ。

本日は5月1日、メーデーメーデー。

X-T1 XF18-55mm フジのカメラは肌色表現が美しい事を再確認した日だった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする