海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海のカメラマニア

2010-08-10 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
先日、行きつけのカメラ屋でお茶を飲んでいると、顔見知りのおじいちゃんがいた。懐かしいカメラバックから必死で何やら捜しているようなので聞いてみると、レンズを買う為に持ってきた2000元(約28000円)が無いと言い出した。

このおじいちゃんは、昔大学で働いていたらしく英語がしゃべれる。今は年金生活のようなのだが、お金のほとんどはカメラと写真に注ぎ込んでいる写真大好きマニアだ。

今日、カメラ屋に行って彼の事を聞いてみたら、自分の机の下に封筒入りのお金が落ちていたらしく、その翌日お目当てのシグマ製のズームレンズを買いに来たという事だ。

この国の人達は、本当にカメラ好きだ。1996年頃の上海ではコンパクトカメラを買うのも大変だった時代だが、今は20代の若造でさえライカをぶら下げているのは珍しくない。高い物ほど良いと思い込んでいるのがまだかわいい。

今、日本にある程度のよいライカボディや高級レンズは、ほとんど中国のバイヤーに買われてこちらに入って来ている。日本のバブル期に世界の程度の良いライカは日本に集まった。その後、韓国に一時移動し今は中国に引っ越している。その次は何処へ行くのか知らないが、良い物はその時の景気のよい場所に集まる。
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上海 通学路

2010-08-09 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ
家屋を解体した場所は、人の通り道になる。この辺が上海のおおらかさだ。今の日本だと危険だという事で立ち入り禁止区域になるだろう。でも、昭和の時代は日本も同じようにおおらかだった。
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上海 浦東から浦西方向を見る

2010-08-08 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

8月6日、浦東のオフィスビルから浦西方向を見る。最近少し天気が不安定なので雲を見ているだけでも面白い。このような雲を見て思い出すのはスコットランドでロケをした時以来だ。
風景写真を撮る時の雲の状態は写真の見え方に大きく影響する。これが、すっきりとした青空だったらまた写真から見えてくる印象が違うはずだ。
手前の青い屋根の家はかなり古い年代に建てられたものだが、数年前に屋根だけきれいに塗り替えられた。理由は展望台などから見て美しく見えるようにするためだ。
上海は、すっきりと晴れ渡った青空よりどんよりとした空やこのような空がよく似合う街だ。
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日本の風景 2

2010-08-07 | 遠い記憶-日本-オールドレンズ
上海という都市は緑が少ない。昨年、世界一高層ビルの多い都市になったようだが、それに比較して緑が少な過ぎると私は思う。公園に行けば当然緑はあるが、上海の周りに自然がないのが致命的だ。
そう考えると、人民広場規模の公園があと2つくらいあってもおかしくない。

なぜ、日本の写真をアップしたかというと、自然が恋しくなったのと早く秋が来てほしいという願望の現れかもしれない。
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日本の風景 1

2010-08-06 | 遠い記憶-日本-オールドレンズ

写真を整理していたら昨年の秋に撮影した紅葉の写真が見つかった。数年ぶりに見た真っ赤な紅葉なので今でも夢中でシャッターを押した記憶がある。上海ではほとんど見る事ができないくらい美しい紅葉だった。
このクソ暑い時期、カラーで見るとよけいに暑くなりそうなのでモノクロに変換した。
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