溝の口西口商店街の呑み屋通り
溝の口東口は新しい雰囲気
2ヶ月前から川崎市の溝の口が私の家から近い最寄駅だが、最近やっと周辺の地理を理解し慣れてきた。
この溝の口周辺の事を地元の人などに聞いてみると、20年以上前は私にとっては激オモロイ街だったようだ。今、その雰囲気を唯一残しているのが西口商店街の呑み屋街だ。この付近は、前世紀に私が撮影していた上海の豫園周辺にそっくり。西口商店街以外は再開発され何処にでもある今風の風景が並んでいるが、溝の口駅に来て初めて見た単語は「微熟女」だ。"びじゅくじょ"は、熟女とは違う事はわかるが、表現がお上手。ネットで検索すると全国的に結構多いカテゴリーの店のようだが、私は知らなかった。もしかしたら、探せば「熟熟女」専門の店があるかも知れないが、私にはどうでも良い。秋の青空に熟熟の柿が枝に残っている風景は美しいけどね。ゴーンと鐘の音が聞こえたりして。
☆猿之助事件の問題。役者でも特に古典芸能の世界って、一般人の哲学や美意識がまったく違う事を理解しておいた方がよい。日本に住んでいた頃に役者を何人も知っていたので、考え方の座標軸が普通の人とは全く違うのは知っている。日本で古典芸能と言えば、能や歌舞伎だろうが、中国では京劇や昆曲(世界文化遺産に登録)などが古典芸能だ。その中に様々な演目があるが、毒を飲んで一緒に死のうという話は結構多い。その演目の場合、「あの世で」という話の演目は結構多いのだ。一般人が、それらの家の継承やその世界の美意識や哲学は、現代人には全く理解出来ず別世界の話だという事を知っておいた方がイイね。役者って、一歩間違えば現実世界でも演じる事があるんだよ。
彼らにとっては、そのズレが当たり前だったりしますよね。
ただ、一般人と同じ物の見方や考え方だったら、新しい表現も生まれませんからね。
それと、古典の世界のシキタリも面倒ですよ。
確かに!
僕の友人にも芸術家、芸能人の端くれみたいな人がいますが、ちょっとズレているところがある。端くれなので、ちょっとズレている程度だけど、稀代の天才となれば。
では、また。