海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

フジフィルムデジタルカメラのフィルムシュミレーションの違い

2018-04-08 | GFX+オールドレンズ

ProNeg Std 軟調仕上げ

 

ProNeg Hi 軟調仕上げ

 

Velvia 軟調仕上げ

 

Astia  軟調仕上げ

 

Provia 軟調仕上げ

 

フジフィルムのデジタルカメラには、フィルム時代のフィルムの色再現が可能なフィルムシュミレーション機能が搭載されている。この機能はカメラ本体で設定も出来るしカメラ内現像で変換する事も可能なのと、RAWで撮影して現像時に変える事も出来るとても便利な機能。

私が好きなフィルムシュミレーションは、プロネガスタンダードとクラシッククロームだが、たまに使うのがプロネガハイコントラストだ。今回は、以前にもアップした東京国立博物館での展示「仁和寺と御室派のみほとけ」の時に撮影した画像で、RAWから各フィルムシュミレーションに変換して、すべて軟調仕上げで現像。この場所の環境光はタングステンライトだが、設定はすべてディライトに設定してホワイトバランスは取ってない。こんな場でホワイトバラスを取ると雰囲気がなくなるのと、正確な色再現なんて求めてないからだ。あくまでも、この場に立った私の目で見たこの場の雰囲気を再現するには、このディライト設定が一番。ん?オートホワイトバランス?あれは私には一切必要ない設定。

この中で私が好きなフィルムシュミレーションは、自分の見た目に一番近いトップのプロネガスタンダード設定だ。これは、彩度が低く古い物を撮る時には一番適しているフィルムシュミレーションだと思っている。次は、プロネガハイコントラストなのだが、現像時の設定を軟調から超軟調にすればさらに良いと思っている。こんなシチュエーションで一番適さないのがベルビアだが、大陸の人には好まれるかもね。

今度のフジのカメラX-H1には映画用フィルムのETERNAがフィルムシュミレーションに追加されているので楽しみなのだが、写真で使う場合どんなシチュエーションで使うかが問題だな。今月末にビザが取れた後、日本に帰国する予定なので試してみたいと思っている。

☆GFX50S+Summilux-R50mm f1.4

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