TOTO通信2016年秋号の「現代住宅併走」で取り上げられていた『IRONHOUSE(丸ごと鉄)』がいい。
設計は椎名英三さんと梅沢良三さん(このTOTO通信で知ったが、お二人とも大学の先輩であった)。
梅沢さんは構造設計家。そして、この住宅は梅沢さんの自宅である。
細かなデティルはわからないが、外観のイメージから想像できない内観というかプランである。
地下1階のリビング、そして緑(緑化)が特にいい。
藤森先生に、
『建築緑化にはうるさいほうだが、野菜と果樹を含め、
これだけ多様な緑をちゃんとコントロールしている例はほかに知らない。』
とまで言わしめるのだから、かなり質が高い緑化なのである。
写真は↓
梅沢建築構造研究所HPでご覧ください。
http://www.use-web.co.jp/projects/706
考えてみると、TOTO通信が特集で「社会資源の発掘」として、
鉄道の高架下の活用等を取りあげるというのも次代の潮流を感じるなー。
TOTO通信だけじゃなく、最近は建築雑誌のコンテンツがかなり変わってきた気がする。
いま、ふと思ったが、廃刊になった「建築文化」や「都市住宅」はとてもいい本だった。