社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

小美玉市(旧小川町)の街なかをブラブラ

2019-08-21 15:34:38 | まち歩き(関東(東京以外))

所用で茨城空港(航空自衛隊百里基地)のある茨城県小川町へ。

(いまは、合併して小美玉市です。)

上野から常磐線に乗り、石岡駅で下車。

▼リニューアルされた石岡駅東口駅前広場

地方の駅前広場についていつも思うのだが、ほとんど利用されていないのに

こんなに広い駅前広場がいるのだろうか?

石岡駅東口広場から、関東鉄道バスの茨城空港行きに乗った。

バスに乗ると、中国人らしい若い女性二人がバス料金をドライバーに尋ねていた。

日本語が全く分からないらしく、ドライバーが困っていたが、運よく乗り合わせた男性が

日本語のわかる中国人で(たぶん)、丁寧に通訳して、無事解決した。

あらためて、思い出してみると、バス内の案内は日本語しかなかった気がする。

せめて、最低限の案内事項を中国語、韓国語、英語ぐらいでプリントし、掲示する必要があるのでは。

お金かけなくても、それぐらいはできるだろう。

 ※ちなみに茨城空港は、2010年から民間共用化され営業を開始している。

このバス路線は、かつて石岡駅と鉾田駅を結ぶ鹿島参宮鉄道の軌道をバス専用道路にして走っている(平成22年に開通)。

バス専用道だけに、定時性が確保され、乗り心地もよく、なかなか快適だった。

バス専用道の基盤施設は公共が整備し、運営は地元の関東鉄道が行っている。

▼乗車したバスはこんな素敵なデザインのバスではなかったな~。

▼いろいろな賞を受賞しているようだ。

▼バスの後部座席からみた専用道路の様子

▼バス停

約20分で目的地の小川駅(停留所名)に到着した。

バス停小川駅は、かつて駅があった場所であるが駅舎は残っていない。

しかし、必要以上に立派な交通広場が整備されていた。

▼小川駅交通広場

 

チョット早めについてしまったので小川のまちをブラブラした。

結構古い重厚な商家の建物がまとまって残っている。

商店も多い。が、店を閉めている店舗も多い。

昭和30~40年代ぐらいまではそれなりに賑わいがあったと思われる。

小川のまちは、もともとかつて舟運で栄えたところ(江戸後期から明治にかけて)。

水戸から那珂川~涸沼川~涸沼河岸まで船で運び、

そこから、陸路で小川河岸(園部川)~霞ケ浦の内海を通って江戸に至るコースの要衝だった。

▼園部川に架かる橋。この手前の材木屋さんも古い。

▼園部川

▼園部川を渡ったところにあった川魚店

▼古くからあるおせんべいやさんだが看板が今風だった。

▼水戸方面とつなぐ街道沿いの街並み。ゆるくカーブした街並みがいい。

中心市街地の風景です。

全体に敷地の奥行きが広い。

▼店仕舞いをしてしまった店舗が目立つ。

▼ヌカガサイクル。代議士の額賀さんはこのへんが出身か?

▼一人娘は石下町の造り酒屋の商品。「一人娘さやか」がうまい。

▼昔はこういう陶器で販売していたわけだ。自然酒?ってなんだろう。

▼石材店

▼このガソリンスタンドのオーナーが隣の洋館の持ち主だそうです。

それと、このまちには「おかめ納豆」の工場があったが、数年前火事で焼失し、今は隣の茨城町の工業団地に移ったらしい。

 

4時ぐらいに、用事が済んで帰ろうとしたら、雲行きが怪しくなってきた。

と、思っていたら、いきなりのゲリラ豪雨

▼夕焼けバルの後ろで豪雨をしのいでいました。この看板があって助かった。

雨が上がったので小川駅まで歩いてバスで石岡駅に戻った。

▼石岡駅に掲示されていた石岡のPRポスター。

「茨城の芯」。石岡は看板建築が多いらしい。

今度、機会があったら石岡のまちをブラブラしてみよう。



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