相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

国の重要文化財の「旧石井家住宅」

2016-09-27 08:31:07 | 建造物
鎌倉市植木に鎮座する「陽谷山龍寶寺」の境内に国の重要文化財の古民家「旧石井家住宅」が保存されている。当住宅は江戸時代には名主であった石井家のもので江戸時代初期(17世紀末)の古民家である。関谷の石井家は後北條時代の地侍から発したと伝えられる旧家で近世はこの地の名主を勤めてきたと。石井家ではこの民家が古くなり建て直すため取り壊わされるの報に当寺の住職が惜しみ昭和44年に移築。家の脇には足で踏んで打つ「踏柄臼」が保存されている。茅葺き、寄せ棟造りの屋根で家屋内は江戸時代初期頃の民家の建築特徴を有するこの住宅は桁行七間半、梁間五間の規模をもった農家で「四方下家造り」の構造となっている。平面は「広間」の奥に「でい」と「へや」が配される「三間取り」である。内部に入るとかなり広いように感じられる。(1609)














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700年の歴史を誇る日蓮宗の寺院「朝田山行傳寺」

2016-09-26 08:12:11 | 寺院
川越市末広町に700年の歴史を誇る日蓮宗の寺院「朝田山行傳寺」はある。創建は室町時代永和元年(1375)。日蓮宗大本山「池上本門寺」と日蓮宗最初の道場「妙本寺」の両山第四世「大鷲妙泉阿闍梨日山上人」の教化を受けた豪族:上田氏の庇護による。ご本尊は十界曼荼羅。川越のメインストリート蔵造の街並みからりそな銀行前の路地を入ると門前通りとなる。その奥にある背の高い「石門」を潜ると広々とした境内の伽藍、中でも目を奪われるのが正面に文化9年(1812)に建てられた檜造りで飾り彫物が美しい「本堂」の意匠である。当寺には「鐘楼堂」がなく川越のシンボル「時の鐘」使用されているという伝え、また過去帳には「川越寄夜戦」があったことが記されている。(1609)






 
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白萩の寺として知られる「金色山大悲願寺」

2016-09-25 08:15:08 | 寺院
東京都あきる野市の藤沢丘陵に白萩の寺として知られる、真言宗の長谷寺直末寺「金色山大悲願寺」(吉祥院)はある。源頼朝の命により源平合戦でその名を馳せた平山季重が建久2年(1191)に建立。江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられている。本尊は大日如来。踏切を渡ると板塀に囲まれた中央に天井絵が美しい「仁王門」がある。それを潜ると境内には艶やかな欄間彫刻が見事な「観音堂」、そして「本堂」、「鐘楼」、「中門」など文化財が建ち並ぶ。中でも「木造阿弥陀三尊像」は国の重要文化財に指定されている。裏庭園には四季折々の花が咲き乱れる。訪れた日は「白萩」が境内を彩っていた。その白萩が美しいことから東国花の寺百ヶ寺 東京10番となっている。(1609)














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淵野辺「渕源山龍像寺」の石柱、石仏、石造塔群いろいろ!!

2016-09-24 08:24:35 | 寺院
古淵駅北西700m、境川沿いの龍像寺坂に寺の石柱、長い板塀を施した先に「大蛇退治伝説」残る曹洞宗寺院「渕源山龍像寺」はある。慶応年間(1338~1341)に淵辺伊賀守が開創、天台沙門存光師が建立。その後巨海才大和尚により曹洞宗の寺として再興の寺歴をもつ。本尊は釈迦如来/聖観世音菩薩。「山門」の正面には木造の「本堂」、右手に「客殿」、左手に「鐘楼」が建ち並ぶ。砂利を敷き詰めた境内には庭園風の植栽と石灯篭・岩周りにはあらゆる石仏、石造塔がが見事に配置されている。まず「山門」左手には「六地蔵」と市の登録文化財である「徳本念仏塔」がある。本堂前に仏塔の一種「宝篋印塔」(墓塔・供養塔)と「十三重寶塔」、本堂左山手には「顕彰碑」、「岡野家墓所と墓碑と墓誌」、「供養塔」、六角堂の「観音堂」が建てられている。その奥にお釈迦様の一生を彫った「石版」と「七観音の石像」がある。かつて寺子屋を継いで「淵博学舎」が開かれたとある当寺は「武相観音霊場の第48番札所」である。そのご詠歌は「あふぎみる ふちのべのさとの りゅうでらの みめぐみふかき じひかんぜおん」である。(1609) 

















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「巾着田500万本の曼珠沙華まつり」開催中!!

2016-09-23 17:54:45 | 
埼玉県日高市西南部に「日本一の曼珠沙華群生地」&「曼珠沙華の里」として緑と清流、自然のオアシスとして知られる「巾着田曼珠沙華公園」はある。清流高麗川の蛇行により長い年月を懸けて作られた形が「きんちゃく」のようであることから「巾着田」と呼ばれるようになった。また直径500m、面積17haの川に囲まれた平地には菜の花やコスモスの花が咲き乱れる。中でももっとも賑わうのが秋に咲く500万本の曼珠沙華を主役とした「曼珠沙華まつり」が9/17から10/2まで開催されている。日本一スケールの大きさと神秘的な魅力を持つ曼珠沙華の大規模群生を見ることができるのはここ「巾着田」をおいて他になく毎年30万人が訪れこの秋の花の虜となる。まだ6~7分咲きだが一面真紅に染め上げ、赤い絨毯を敷き詰めたかのような圧巻の曼珠沙華の世界に浸った。(1609)












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