相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

横浜開港時アメリカ人宣教師の宿舎であった「正覚山成佛寺」

2016-09-02 08:52:51 | 寺院
神奈川区神奈川本町に安政6年(1859)の横浜開港当初「アメリカ人宣教師の宿舎」に使われていた浄土宗神奈川教区の寺院「正覚山成佛寺」はある。創建は永仁年間(1293-99)創建・開基。本尊は阿弥陀如来。寛永7年(1630)に徳川家光上洛の際の宿泊所「神奈川御殿」造営に伴い代替の現在地に移転、塔頭6坊を持つ大寺として栄えた。かつて神奈川宿は日米和親条約締結の舞台であり横浜開港の際に「本堂」が外国人宣教師の宿舎として充てられた。当時滞在したのはヘボン式ローマ字の創始者ジェームス・カーティス・ヘボン博士、宣教師のブラウンやバラー、日本滞在記を遺したフランシス・ホールである。ここで日本語塾が開かれアーネスト・サトウがここで学んだ。「アメリカ宣教師宿舎跡」の石柱がある「山門」を抜けると「本堂」に向かって石畳の参道が一直線に伸びている。「本堂」は大きく朱色の柱、白壁のコントラスト、本堂扉は重厚な黒を基調とし中央に寺紋が描かれている。手入れが行き届いた境内は広く美しい。(1608)
 
 
 
 
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