座間市入谷に座間に残された里山の風情が生かされた自然と触れ合える座間のオアシス「県立座間谷戸山公園」はある。面積32.1haの園内には「サンクチュアリ」、「水鳥の池」、「シラカシ観察林」、「昆虫の森」、「スギ・ヒノキ観察林」、「湧き水の谷」、「クヌギ・コナラ観察林」、「伝説の丘」、「星の谷街道・巡礼街道」、「里山体験館」、「炭焼き小屋」が配置されている。その「里山体験館」前の生垣でなんともラッキーなことに1羽の「アオジ」(青鵐)が止まっていた。お腹がふっくらしてまるまる太っている。3~40㎝という至近距離まで近づいても懐いているのか警戒心が見受けられない。鳥名の通り胸から腹が黄色にまだら模様というか青っぽくもあり緑っほい色をしている。頭が緑灰色で、背中は茶褐色。喉から体の下面は黄色で、脇腹に太い縦斑がある。この鳥はスズメ目ホオジロ科の漂鳥。全長は小さく16cmほどスズメより少しだけ大きい。北海道の林や本州の山地で繁殖、関東の平野部では冬期にとして山地から降りてくる積雪のない低地のやぶに移動する。「チッ」と鋭い声。ホオジロに似た声で「チョッピンチロロ」、「チーチョロリリリー」とゆるやかなテンポで鳴くが泣き声は聞くことできなかった。(2401)
相模原市南区麻溝台にクレマチス、アジサイの本数種類では市内随一の「相模原麻溝公園」はある。今、当園は「梅」、「サザンカ」、「ローバイ」の花々が咲き誇っているが、もう一つ春を告げる花の代表「クリスマスローズ」が管理事務所傍の花壇で数種開花し始めている。ヨーロッパ、西アジア原産のキンポウゲ科ヘレボルス属、和名は「寒芍薬」。早咲きの品種のヘレボルス・ニゲル、オリエンタルシリーズと思われる。当園には管理事務所前とセンター広場横とスロープ斜面、あじさい順路の奥、ふれあい動物広場の3か所に約6,000株が植えられている。可愛らしい花をつける「クリスマスローズ」は花の少ない冬の季節を彩る数少ない庭花である。花丈は20~30㎝、花姿は小首をかしげ何か耳を澄ましているように、やがて来る春の足音を待つように寒さに耐え咲く花である。(2401)