郡山市清水台に千古の祀廟、古来より郡山の総鎮守として崇敬されている「安積国造神社」は鎮座している。第13代成務天皇5年、安積国の開祖・比止禰命が国の宗廟として、和久産巣日神と天湯津彦命を祀ったのが起源とされる。その後第20代安康天皇2年、比止禰命は和久産巣日神、天湯津彦命を祭る赤木山の社稷に合祀され「国造神社」と号した。坂上田村麻呂が東征した際に「宇佐八幡大神」を合祀。源頼義や義家が東征の際に戦勝祈願したという由緒も残る。安積伊東氏古城内から稲荷大神も合祀された。天和3年(1683)、八幡大神が赤木山の国造神社から、稲荷大神が中世の領主の安積伊東氏現在の清水台の鎮座地に奉遷され八幡宮、稲荷大明神として崇敬された。秋季には例大祭「神輿還御」では35基の神輿が担がれる。郡山の中心地にありながら、鎮守の森には欅や銀杏の古木がおい茂り神々しい佇まいである。(2504)







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