相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

細山村の鎮守社であった「細山神明社」

2016-01-12 20:18:16 | 神社
川崎市麻生区細山にかつて細山村の鎮守社であった「細山神明社」はある。創建年代は不詳。鎌倉時代に祀り始められたと伝えられている。ご祭神は天照大神。相殿には倉稲魂神、児屋根命、五十猛命、猿田彦命を祀っている。明治6年に細山村の村社に列格、明治44年に稲荷社(北谷)、杉山社(南田)、秋葉社(大久保)、春日社(向原)及び金程村の杉山社等を合祀した。よみうりランド前駅より124号を進み、西生田小学校前を左折、やがて数個の石碑が建てられた左側に鳥居がある。「一の鳥居」を上ると「二の鳥居」があり、その下に「拝殿」と「神楽殿」がある。一般的には参道は下から石段を上へ上るが、当社の拝殿は鳥居から下がった所に構えられている。初めて知ることであるが「逆大門」ということである。また神社縁起によると「東向きに社を建てたところ、一夜にし西向きになった」記載されている。なんとも不思議な造りと謂れのある神社であった。(1601)








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五重塔が美しい禅宗の寺院「南嶺山香林禅寺」

2016-01-12 14:08:38 | 寺院
川崎市麻生区細山(読売ランド南側)の小高い尾根に臨済宗建長寺派の「南嶺山香林禅寺」はある。大永5年(1525)開山(寿福寺南樹芳泉和尚)、本尊は弘法大師作の十一面観世音菩薩である。関東大震災で歪んだ「本堂」、全壊した「庫裏」は翌13年再建された。四脚門の「山門」、「本堂」の左手路には「三十三観音ミニ霊場」、聖徳「太子堂」、その奥にはひと際高く聳え建つ禅様式建築で統一された「五重塔」がある。塔の内部、内陣には釈迦初転法輪像が安置、外陣には天平時代の四天王像、二層から五層には十六羅漢像が祀られている。精緻を尽くした構造の妙、堂々とした風格ある美観、崇高さは純木造建築による極致でといわれわが国唯一のものである。ここ香林禅寺は「準西国稲毛三十三番札所」、「武州稲毛七福神札所」でもある。里山の小高い尾根に建つ寺域からの眺望、美景は「ふるさと麻生八景」にも選ばれている。訪れた日、当寺の園児たちが本堂に神妙に座っていた。(1601)


















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