世田谷区宮坂に源義家が勧請した「世田谷八幡宮」はある。天文15年(1546)世田谷城主7代目の吉良頼康が建立。祭神は応神天皇(八幡大神、仲哀天皇、神功皇后である。三年の役帰途、源義家が当地で豪雨に遭い滞在を機に今度の戦勝は日頃氏神としている八幡大神の御加護と思い、宇佐八幡宮の御分霊をこの地に勧請し祀ったの伝えがある。世田谷線=宮の阪駅を下車すると城山通りの前方には大きな一際目を惹く赤い「鳥居」が建っている。鳥居を抜けると正面に鎌倉鶴岡八幡宮を模して造られたという鮮やかで美しい朱色の「社殿」、左手に「社務所」がある。鳥居の右手には「弁天池」、「厳島神社」、奥に「高良神社」の境内社、境内には奉納相撲の「土俵や力石」、そしてクロマツ、アカマツ、クスノキ、ケヤキなどの大径木の社寺林が残り落ち着いた雰囲気の神域を醸し出していた。(1601)
小田原の名所・名物と言えばまず「小田原城」、「小田原港」、「かまぼこ」、そして「梅」である。小田原のみならず神奈川の梅の名所となっているのがここ「曽我・別所梅林」である。白梅を主として35000本を越す梅の木がある。食用が主体であるが、梅の実収穫までの一ヶ月の間、いま最も寒いこの季節を彩るのがここ「曽我・別所梅林」の梅である。百花に先駆けて春の訪れを知らせてくれる希少な梅を鑑賞撮影し霊峰「富士山」も拝み、いろんなイベントも楽しめるとあって祭り期間中は大勢の花見客で賑わう。今年の「小田原梅まつり」が2/6(土)~3/6(日)まで開催されるが、「小田原梅まつり」のメイン会場となるのがここ「曽我・別紙梅林」である。今年は2週間ほど早いそうであるが、まつり初日には満開へ向けて主役たちも開花スピードを上げてくれるに違いない。(1601)