昨日、稲田防衛大臣が、真珠湾慰霊からかえってすぐに、靖国神社を参拝したという。
私も高校の教員時代、とてもまじめな純朴な先生から、「菊池先生、なんで英霊を参拝することに反対する人がいるんでしょうね。」という素朴な質問をされた。
これに納得される答をするのは、簡単ではない。
とにかく時間がかかる。
戦死者をまつるものとして、1つは、沖縄の平和の礎(いしじ)がある。
もう1つが、靖国神社である。
沖縄の平和の礎は、戦争で死んだ兵士だけでなく、民間人、米国の兵士も、区別なくみんな祀ってある。本当の意味での、「平和の礎である。
だから、参拝する人も、戦死者の家族だけでなく、外国の人も参拝をする。
戦争は終われば、ノーサイド、敵も味方もないというのが、平和の礎の思想である。
ところが、靖国神社や違う。そもそもの建設の理由が、明治の維新に貢献した人を祀るというものだからである。
坂本竜馬や高杉晋作は祀ってあるが、近藤勇や西郷隆盛は祀っていない。
戦争では、日本軍だけでなく、朝鮮人も台湾人も兵士として戦死した人は祀ってある。ところが、東京大空襲で亡くなった人々、ヒロシマナガサキで亡くなった人々は祀っていない。
総務省の役人の言葉を借りれば、「軍人恩給が出る人」は祀ってあるが、一般の戦争被害者は祀ってないのである。
稲田防衛大臣は、真珠湾の慰霊祭に立ち合い、「英霊の眠る靖国神社」が懐かしくなったのだろう。
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私も高校の教員時代、とてもまじめな純朴な先生から、「菊池先生、なんで英霊を参拝することに反対する人がいるんでしょうね。」という素朴な質問をされた。
これに納得される答をするのは、簡単ではない。
とにかく時間がかかる。
戦死者をまつるものとして、1つは、沖縄の平和の礎(いしじ)がある。
もう1つが、靖国神社である。
沖縄の平和の礎は、戦争で死んだ兵士だけでなく、民間人、米国の兵士も、区別なくみんな祀ってある。本当の意味での、「平和の礎である。
だから、参拝する人も、戦死者の家族だけでなく、外国の人も参拝をする。
戦争は終われば、ノーサイド、敵も味方もないというのが、平和の礎の思想である。
ところが、靖国神社や違う。そもそもの建設の理由が、明治の維新に貢献した人を祀るというものだからである。
坂本竜馬や高杉晋作は祀ってあるが、近藤勇や西郷隆盛は祀っていない。
戦争では、日本軍だけでなく、朝鮮人も台湾人も兵士として戦死した人は祀ってある。ところが、東京大空襲で亡くなった人々、ヒロシマナガサキで亡くなった人々は祀っていない。
総務省の役人の言葉を借りれば、「軍人恩給が出る人」は祀ってあるが、一般の戦争被害者は祀ってないのである。
稲田防衛大臣は、真珠湾の慰霊祭に立ち合い、「英霊の眠る靖国神社」が懐かしくなったのだろう。
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