菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

石井彰のテレビ考現学「熱狂の裏にご用心!」に同感

2022年12月05日 07時32分24秒 | 日々の雑感
 このところのNHK放送は、ニューのトップがサッカーである。私は、やっぱり、サッカーは「スポーツニュース」のトップに放送するのが、公共放送のルールだと思って、苦々しく感じていました。
 今日のしんぶん赤旗は、放送作家の石井彰さんが、テレビ考現学「熱狂の裏にご用心!」と書いています。まったく同感なので、紹介いたします。

石井彰のテレビ考現学
「熱狂の裏にご用心!」


 金曜日(先週の)早朝、サッカーW杯日本戦をインターネットABEMA観戦。勝利の余裕を噛みしめながらこの原稿を書いています。日本は強豪スペインに2体1で逆転勝、決勝トーナメントに進出しました。
 日本戦の関心はは高くテレビ視聴率は、NHKが中継したドイツ戦は35・3%、テレビ朝日が中継したコスタリカ戦は42・9%を記録しました。(スペイン戦の視聴率は本原稿執筆時点では不明)
 さらに試合の視聴形態が今回から大きく変わりました。ABEMAでは第二戦で、開局史上最高の1400万人以上が視聴しました。どこでもスマホで見られるのは便利ですが、あの小さな画面では広いフィールドで競うサッカーで醍醐味が伝わるのか、疑問があります。こうかくとサッカーに興味がない人だ、と思われるかもしれません。

 元サッカー少年

 いえ55年以上前、小学生の私はサッカー少年でした。「杉山走れ!釜本そこでシュートだ」と叫んでいました。
 1968年メキシコ五輪。日本はスペイン、ブラジル、ナイジェリアのグループBを勝ちぬき、地元メキシコに勝ち、初の銅メダルを獲得して、第一次サッカーブームが起きました。(金ハンガリー、銀ブルガリア)
 あれからサッカーを見続けてきました。93年Jリーグ発足試合を国立競技場で見た感想は忘れられません。だから言いたいことがあります。
 まず観戦中、ずっと歌いながら見る習慣をやめませんか?
 静かに試合を観たい観客は少なくありません。応援の押しつけがいやで、私は競技場での観戦をやめました。
 ファンの「にわか解説者」化にも鼻白みますが、解説者の「単なる観客」化も困ったものです。「いけ、ここから根性」「(延長時間)7分、長いなぁ」などは誰でもいえる感想で解説ではありません。

 展開予想が必要

 さて8日木曜日は、81年前にアジア太平洋戦争がはじまった日。人々がサッカーブームに浮かれる中、いま為政者は虎視眈々と増税による軍部増強、敵基地攻撃能力(じつは先制攻撃)の準備を進めています。サッカーもボールだけを追うと失敗します。全体を見た展開予想が必要です。
 戦争が人々に何をもたらすかを考えるために、大切な番組があります。満蒙開拓団の悲惨な現実と彼らの戦後を描いて、日本民間放送連盟グランプリを受賞した山形放送「三つめの庄内」です。来年全国で再放送されます。日時は次回本欄で。さぁ今夜はクロアチア戦!
(放送作家)

注)ちなみに、私のメキシコオリンピックの想いでは、女子バレーボールの銀メダルです。私の都立三鷹高校時代の同学年の生沼スミエ選手が、セッターとして出場しました。監督は、三鷹高校時代の体育教師・山田重雄先生です。
 この文章を書いているうちに、こんなことを思いだしました。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧友部町地区では、「流し宣... | トップ | びっくり!坂東市では、80... »
最新の画像もっと見る

日々の雑感」カテゴリの最新記事