菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「トラの威を借りる」鎌田慧氏のコラムを読む

2019年02月26日 09時53分07秒 | 国政
 沖縄辺野古基地の県民投票の結果がでた。何か書かなくてはいられないが、うまくまとめられない。こんなときは、東京新聞本音のコラム欄を読んだ。さいわい、今日は鎌田慧氏である。ぴったりのコラムがあったので、紹介します。

 トラの威を借りる  鎌田慧

 辺野古への米軍基地建設は反対。
 安倍内閣が「唯一の解決策」と主張する重要策に、沖縄県民が突きつけた72%の圧倒的反対の声。安部首相はどう聞いたのか。それでも無視するのか。

 なにがあっても「史上最長政権」の記録樹立が政権維持の動機、かつ最大の欲望であるかのような、まるで迷惑な憲法感覚。祖父信介の遺恨・憲法改悪と軍事力強化のへの突進は、けっして支持されてはいない。

 米軍基地への新設工事は世界北限のジュゴンやゆたかな珊瑚礁が生育する海を殺し、水深30㍍の海底の下、マヨネーズ状の軟弱地盤に、7万7千本もの巨大な砂杭を埋めて、なお完成するかどうか。経費は2兆五千億円以上。それもすべて日本のおもてなし。

 アメリカの専門家でさえ、在沖縄海兵隊の規模が小さすぎて戦力的価値はない。米本国に置くよりも駐留費が50から60%安いからだ、と明言している。

 「海を潰し、自然の命を殺戮し、人間を殺すための軍事基地をつくる。これは人間の道を踏み外す、罰あたりの所業である」と私は投票前、週刊誌に書いた。沖縄は日米安保と日米地位協定の最大の犠牲者だ。

 沖縄いじめの首相が一方では米大統領のノーベル平和賞推薦の使い走り、ご機嫌取りに終始しているのは選挙民の屈辱だが、沖縄の抵抗運動に沈黙するのは共犯だ。
 (ルポライター)

 
 注)
 沖縄の県民投票の市町村別の開票結果をみてびっくりするのは、当初、県民投票に不参加を表明していた宜野湾市、石垣市なども、反対票が3倍から4倍もうわまわっていたからだ。
 
 ここで気になるのが、安部首相の「真摯に受け止める」との言葉です。辞書では、「真面目に受け止める」となるのですが、こうも乱発されると、「真摯に受け止める=ただ聞き流す」と辞書の説明を替えなくてはならなくなってしまうのではないか、心配しています。


 
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