菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

遅すぎた「オリンピック延期」への痛烈な批判ー三木義一(弁護士・前青山学院大学長)

2020年03月26日 20時30分55秒 | 国政
 昨日は、オリンピック延期で1日中、騒々しかった。今日の東京新聞・本音のコラム欄には、前青山学院大学長の三木義一氏が、痛烈な批判をしている。私も同感に思うので、紹介したい。

 オリンピック延期 
  三木義一


 「お・も・て・な・し」、つまり「裏ばかり」で誘致に成功した東京オリンピックであったが、多くのアスリートの純粋な期待に反して、不祥事の連続であった。海外からの「やくざオリンピック」の批判を気にして、副会長をそっと辞任させたが、誘致の疑惑汚職が表面化したため、会長も昨年辞任した。

 さらに追い打ちをかけるように八月の猛暑でのマラソンという、アメリカのテレビの都合を優先させた非常識企画が問題になり、コースが東京から札幌に切り替えられた。この時点で東京開催そのものを再検討すべきだったかもしれない。しかし、そういう変更を許さない巨額の金と利権が絡まっていた。そこに今回の新型ウイルスの問題である。ジョンズ・ホプキンス大学がこの種のウイルスの発生に警鐘を鳴らしていたが、政治家は事前の防止には金を出さない。何も起きなかったという最良の結果は誰もきづかないからである。

 今回の「延期」は「中止」を避けたいという政治的思惑に重点が置かれている。とはいえ、オリンピック賛成論が作り出す、酸性の汚れには塩基(アルカリ)性の洗剤が効果的であろう。しかし、この延期を安倍政権の延期につなげるのは縁起でもない。公正な政治と青空の下でオリンピックを楽しむためには、コロナウイルスとアベノウイルスとの縁切りが必要不可欠だ。
(弁護士)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 茨城新聞報道ー桜川市でも新... | トップ | ドイツ・メルケル首相と日本... »
最新の画像もっと見る

国政」カテゴリの最新記事