今日のと今日新聞は、「玉木雄一郎を弾ずる」と題して、北丸雄二氏が本音のコラムに書いています。紹介します。
玉木雄一郎を弾ずる
北丸雄二
国民民主党は結党以来「選択制夫婦別姓制度を導入します。多様な家族のあり方を受け入れる社会をめざします」との姿勢を明言してきました。昨年10月の衆院選でも公約でした。多くの女性たちの自由で多様な生き方をちょっとだけ後押しをするこの政策は、与党少数の今国会で成立へ動くと思われていました。
ところが、というか、だから、というか、玉木雄一郎代表らが急にしり込みした。つまり無意識に家制度に胡坐する守旧層を放したくないと欲をかき、妥協して擦り寄った立憲をも袖にした。外国特派員協会で日本語の質問にわざわざ英語で「わが党の政策は女性たちには理解が難しい」
これが女性蔑視だと炎上すると翌日にSNSで弁解。「政策が女性に届いていない実情に難しさを感じているとの意味だった」「英語が未熟のため拙い表現を反省しています」。言葉尻の話ではない。拙い英語ならなぜ日本語の質問に十全に日本語で答えて通訳さんに任せなかったのか。
「女性に届いていない現状」というのはカッコつけてたどたどしい英語で話すから届かないのであって、さらには不倫騒動では参院選女性候補内定者は切り捨てたのに男の自分は代表に復帰した余裕ズラで、まさにそんなヘラヘラした態度が「届ける」どころか女性のことなど何も考えていないとバレしているだけの話だろう。
(ジャーナリスト)