9月19日、韓国(大韓民国)の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が、平壌で首脳会談をおこない、「9月平壌共同宣言」と板門店宣言軍事分野履行合意書」が署名されました。マスメディアの批評、特に産経新聞などは、非常の辛口の批評をしています。
しかし、昨年のミサイルの連続発射、そのたびの避難指示を受けていた身からすると、私は、もっと前向きに評価していいのではないかと思っています。
日本共産党は、「平和と非核化にむけた重要な前進 南北首脳会談と「9月平壌共同宣言」を心から歓迎する」との志位和夫委員長の談話を発表しています。
長いものですので、要旨だけ紹介します。
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平和と非核化にむけた重要な前進
南北首脳会談と「9月平壌共同宣言」を心から歓迎する
日本共産党幹部会委員長 志位和夫委員長
1,ー略ー
首脳会談は、朝鮮半島の平和と非核化にむけた具体的措置を明らかにした点でも、膠着していた米朝交渉を打開する点でも、重要な前進となった。日本共産党は、その結果を心から歓迎する。
1,「9月の平壌共同宣言」では、4月の「板門店宣言」で合意した非武装地帯など対峙地域での軍事的敵対関係の終息を、朝鮮半島全域に広げ、「実質的な戦争の脅威の除去と、根本的な解消につなげる」と宣言した。
ー途中略ー
両首脳が、朝鮮半島で二度と戦争を起こさないと宣言し、そのための具体的措置の履行を確認したことは、朝鮮半島での戦争の恐怖を解消するとともに、北東アジアの平和を安定をはかるうえでも大きな意義を持つものである。
1.ー略ー
完全な非核化を推進する過程で南北が「緊密の協力」していくことを、新たに書き込んだ。これらの合意は、非核化の実現に向けた具体的措置の一歩として大きな意味を持つ。
1,今回の首脳会談の成果を新たな推進力として、今後、米朝交渉が前進することを強く期待する。
ー略ー
朝鮮半島の平和と非核化をめざす歴史的プロセスを成功させるためには、国際社会と国際世論の後押しが不可欠である。わが党は国内外において、平和と非核化の流れを広めるために、引き続き力を尽くす。
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注)私だって、そう楽観的にばかり見ているわけではない。
しかし、両国が「仲良くやっていこう」と宣言しているとき、「そうだよ、けんかばかりしていないで、仲良くやっていってよ」と応援することがのほうがいいのではないか。