菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

麻生財務大臣は「銀行に預金がない人がいる」ことを知らないのか

2020年03月30日 22時05分13秒 | 国政
 3月29日の東京新聞・本音のコラム欄は、元文科事務次官の前川喜平氏が「お肉券では家賃は払えない」と題した文のなかで、自民党の「コロナ救済策」を皮肉っている。紹介したい。

 お肉券では家賃は払えない
  前川喜平


 新型コロナウイルス感染症の拡大で、たくさんの人が収入の途を絶たれている。非正規労働者の雇い止めが続々と起きている。音楽、演劇などのフリーランスで働く人たちの仕事がなくなっている。

 観光関連業界などで次々に中小企業の廃業や倒産がおきている。今月の家賃が払えない、明日の食費が払えないという人たちが増えるだろう。

 安倍政権が今から策定する緊急経済対策では、外食や観光に使途を限定した期限付の商品券を発行・配布する案が検討されているという。

 これらの業界が苦境にあるのは事実だ。しかし、外出の自粛を要請する一方で、外食や観光を促進するのは明らかに矛盾だ。

 自民党の農林部会では国産牛と交換できる「お肉券」をまとめたという。水産部会では魚介類を対象とした「お魚券」だという。豚肉や鶏肉はどうするのだろう。

 麻生大臣は記者会見で、現金給付より商品券の方が望ましいとし、「現金給付が貯金に回らない保証は?」「商品券は貯金にいかない」「みんな銀行にお金が余っているじゃん」「そのお金が回らないのが問題」などと発言した。

 銀行に一円もお金がない人はたくさんいる。この人はそれを知らないのだろうか。「お肉券」で家賃は払えないのだ。
(現代教育行政研究会代表)

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「ジェンダー平等を打ち出した」日本共産党綱領改定について③

2020年03月30日 21時13分42秒 | 地方政治
 ジェンダー平等と男女平等はどう違うか

 第二にお話ししたいのは、ジェンダー平等は、男女平等とどう違うかということです。私は、ジェンダー平等とは、男女平等を含みつつ、さらにすすんで、よりふくらみがある豊かな概念だと考えています。
 党綱領改定の案の報告については、次のように述べました。
「『男女平等は』引き続き達成すべき重要な課題ですが、法律や制度のうえで一見『男女平等』となったように見える社会においても、女性の社会的地位は低いままであり、根深い差別がのこっています。多くの女性が非正規で働き、政治参加が遅れて、自由を阻害され、暴力にされされ、その力を発揮することができていません。その大本にあるのがジェンダー差別であります」

 つまり法律や制度の面では差別はなくなっても、人々のなかに無意識のうちに浸透させられているのです。シャワーのように年柄年中言われ続けている「女性はこうあるべき、男性はこうあるべき」という行動規範や役割分担を、みんなが自覚して、自分の生き方・考え方の問題としても変えていこう、みんなの力で変えていこう、本当に自由で平等な人間関係をつくっていくことが必要ではないか、というのがジェンダー平等ということだと思うんです。
(つづく)

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