菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「改定綱領が開いた『新たな視野』」ー志位委員長の学習講座③

2020年03月17日 11時29分11秒 | 国政
21世紀の希望ある流れを明記ー核兵器廃絶、平和の地域協力、ジェンダー平等

 改定綱領が開いた「新たな視野」の第一は、「植民地体制崩壊を『構造変化』の中心にすえ、21世紀の希望ある流れを明記した」ことです。

 志位氏は、改定前の綱領では、「植民地体制の崩壊が引き起こした世界の構造変化(資本主義と社会主義の)二つの体制の共存という関係から見た世界構造の変化」という組み立てになっていたものを、今回、「二つの体制の共存」という世界論にピリオドを打ったことを指摘。「これにより『第一角度』の構造変化ー植民地体制崩壊が、20世紀の『世界の構造変化』の中心にすわり、21世紀を、この偉大な変化が、平和と社会進歩を促進する生きた力を発揮しつつある世紀になっていると、すっきりと描き出せることができるようになりました」と、その画期的意義を強調しました。

 このもとでの変化と発展を▼一握りの大国から、世界のすべての国々と市民社会に国際政治の主役が交代した▼核兵器禁止条約ーNPT(核不拡散条約)という枠組みの性格が大きく変わった▼平和と地域協力の流れー東南アジアとラテンアメリカの現状と展望▼国際的な人権保障の発展ージェンダー平等についてーテーマを詳しく紹介しました。

 この中でジェンダー平等について、「ジェンダーとは何か」というそもそも論にかかわって、戦前の家制度や、戦後に財界主導で創られた男女差別の構造など、政治的・社会的背景を詳述。さらにエンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』にふれて、ジェンダー平等は、資本主義で最大限追求されるべき目標であると同時に、より根本的には、社会主義。共産主義社会ー真に自由で平等の人間関係からなる社会まですすめば、当然、それが全面的に保障される社会になるという展望をもつことができると述べました。


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桜川市3月議会最終日 「茨労連請願」不採択への菊池議員の反対討論

2020年03月17日 11時07分18秒 | 桜川市議会
 今回の議会には、茨城県労働組合総連合(議長・白石勝巳)から、「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」の請願書が提出されていました。このこの紹介議員には、菊池伸浩議員がなっていました。

 その請願項目は、1、政府は全国一律最低賃金制度を確立し、地域間格差を縮小させるための施策を進めること 2,政府はワーキングプアーをなくすたあめに、政治決断で最低賃金を1500円に引き上げること 3,政府は、最低賃金の引き上げとセットに中小企業への具体的支援策を拡充することの3つです。

 この請願に対して、建設経済委員会は、「不採択」との委員長報告があったので、菊池のぶひろ議員は、次のような反対討論を行ないました。

「最低賃金の大幅引き上げと中小企業支援策の拡充を求める意見書」の採択が却下になったことなので、一言反対意見を述べさせていただきます。
                        10番 菊池のぶひろ

 建設経済委員会の方々は「1500円という最低賃金の額にだけ目がいき、反対になったと推察しているのですが、日本の最低賃金の問題点は3つあるといわれています。
 
一つは、とても低くて暮らせないほどということです。時給1500円という額は、月給にすると25万円、年収なら300万円です。決して、高い額ではありません。

 二つは、最低賃金の額が都道府県によって異なるということです。生活にかかる費用は都市部でも農村部でほとんど変わらないということが、労働組合の調査でも明らかになっています。
 
三つは、日本は、中小企業支援策が極めて貧弱ということです。ですから、この請願の内容も、最低賃金引き上げとセットにして中小企業への具体的支援策を拡充することを求めています。

 私は、これは日本の労働者の当然の要求であると考えます。
ですから、この3つの請願を否決することには、反対いたします。

採決の結果
 委員長報告に賛成 15
       反対  1
       欠席  1
  

 

 

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