2012年12月定例議会 一般質問4
空き家対策について
4番 菊池伸浩
私は、総選挙公示前、桜川市内全域を街頭演説して歩きました。そこで特に気になったのが、空き家の問題です。桜川市の人口減少の現状は、空き家の多さでも実感するところです。
空き家は、防犯、火災予防、環境などの面でいろいろな問題を引き起こしているのではないでしょうか。
私の組内でも、放置された空き家の草が伸び放題で、近所の人から、市役所に連絡してほしいとたのまれ、生活安全課、環境対策課に連絡し、市の方から、空き家の管理人に連絡し、草はきれいに刈り取られました。私の方にも、組内の人たちから、感謝されています。これも、近所の方が、直接連絡しますと、空き家の持ち主と人間関係が悪くなってしまうこともあり、市役所が仲介役をやっていただくのがありがたいのです。
そこで、まずお伺いしたいのは、今、市がつかんでいる空き家は市全体ではどのくらいあるのか。また、空き家についての、近隣住民からの苦情はどのくらいきているのか。その対応はどのようにしているのか。
そもそも、空き家の問題を相談に行くとき、環境対策課にいけばいいのか、生活安全課にいけばいいのでしょうか。
また、空き家が更地にされにくい条件として、固定資産税の問題があります。更地にするのにお金がかかるうえ、更地にすると、住宅が建っているときより税金が高いのです。私は、家がない更地より、上物がたっている敷地の方が、固定資産税が安くなるという、この仕組みがよくわからないのですが、この仕組みの説明をお願いします。この税制を変えない限り、空き家を壊して更地に戻す地権者は少ないと思うのですが、いかがでしょうか。
また、牛久市など空家条例をつくる自治体も出ていますが、市は各地の空き家条例に対して、どのような見解をお持ちでしょうか。桜川市にも、空き家条例をつくる必要はないと判断しているのでしょうか。その見解を伺います。