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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

涙なしには読めなかった故・翁長知事夫人・樹子さんの訴え

2018年09月23日 07時06分42秒 | 国際・政治

 今日のしんぶん赤旗には、「県民を愚弄する日本政府に負ける訳にはいかない」との見出しで、故・翁長知事夫人・樹子さんの訴えが載っています。全文を紹介します。

 泣かずにしゃべれる自信がありません。本当にたくさんの方に支えていただいて必死に頑張りましたが、(翁長雄志は)8月8日に急逝いたしました。一月半になります。頭の中では理解しているつもりなのに、心がなかなか追いつきません。洗濯物を畳んでいるだとか、ご飯をだしたときに突然「あっそうだパパ」って頭を上げちゃうんですよね。
 そうしたら遺影の翁長がいつも笑っているの。「ばかだなあ君は」って言って。翁長が恋しいです。あの笑顔がもう一度見たい。あの笑い声がもう一度聞きたい。でも、かなわない。

 今度の選挙は正直言って翁長がいつも言っていたように、みな同じウチナーンチュ(沖縄の人)だから、みんな一生懸命考えてみんなが出した結論がもうそういうことなんだということで、私は今回は、本当に静かに皆さん県民の一人ひとりの方が出す結論を待とうと思っていました。

 ところが、日本政府の方がなさることがあまりにもひどいから、たった140万人の(日本の)1%しかない沖縄県民に「オールジャパン」と称して、政府の権力をすべて行使して、私たち沖縄県民を愚弄するように押しつぶそうとする。何ですかこれは。

 こんなふうに出てくるというのは正直、とても躊躇しました。でももう、何だか翁長が「もう仕方がないな、みんなで頑張らないといけないから君も一緒になって頑張っておいで」と言ってくれたような気がして、今日はこの場に立っております。

 この沖縄は翁長が心の底から愛して、140万県民を愛して、140万県民を本当に命がけで守ろうとした沖縄です。(日本政府は)県民の心に1ミリも寄り添おうとしない。申し訳ないけど、私は譲りたくはありません。いまデニーさんの話を聞いて、よかった、うちの人の心をデニーさんが次いでくれているんだと思うと涙が止まりません。

 残り一週間です。簡単には勝てない。それでも簡単には負けない。翁長がずっと言っていた、私たちウチナーンチュの心の中をすべてさらけ出してでも、マグマを噴き出させてでも、必ず勝利を勝ちとりましょう、みなさん。頑張りましょうね。ぬちかじり(命のかぎり)。ぬちかぎりですよ。よろしくお願いします。


 

 

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9・19朝鮮の南北首脳会談をどう見るか

2018年09月21日 17時10分00秒 | 国際・政治

 9月19日、韓国(大韓民国)の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が、平壌で首脳会談をおこない、「9月平壌共同宣言」と板門店宣言軍事分野履行合意書」が署名されました。マスメディアの批評、特に産経新聞などは、非常の辛口の批評をしています。
 しかし、昨年のミサイルの連続発射、そのたびの避難指示を受けていた身からすると、私は、もっと前向きに評価していいのではないかと思っています。
 日本共産党は、「平和と非核化にむけた重要な前進 南北首脳会談と「9月平壌共同宣言」を心から歓迎する」との志位和夫委員長の談話を発表しています。
 長いものですので、要旨だけ紹介します。


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 平和と非核化にむけた重要な前進 
南北首脳会談と「9月平壌共同宣言」を心から歓迎する 
 日本共産党幹部会委員長  志位和夫委員長


1,ー略ー
 首脳会談は、朝鮮半島の平和と非核化にむけた具体的措置を明らかにした点でも、膠着していた米朝交渉を打開する点でも、重要な前進となった。日本共産党は、その結果を心から歓迎する。

1,「9月の平壌共同宣言」では、4月の「板門店宣言」で合意した非武装地帯など対峙地域での軍事的敵対関係の終息を、朝鮮半島全域に広げ、「実質的な戦争の脅威の除去と、根本的な解消につなげる」と宣言した。
 ー途中略ー
 両首脳が、朝鮮半島で二度と戦争を起こさないと宣言し、そのための具体的措置の履行を確認したことは、朝鮮半島での戦争の恐怖を解消するとともに、北東アジアの平和を安定をはかるうえでも大きな意義を持つものである。

1.ー略ー
 完全な非核化を推進する過程で南北が「緊密の協力」していくことを、新たに書き込んだ。これらの合意は、非核化の実現に向けた具体的措置の一歩として大きな意味を持つ。

1,今回の首脳会談の成果を新たな推進力として、今後、米朝交渉が前進することを強く期待する。
  ー略ー
  朝鮮半島の平和と非核化をめざす歴史的プロセスを成功させるためには、国際社会と国際世論の後押しが不可欠である。わが党は国内外において、平和と非核化の流れを広めるために、引き続き力を尽くす。

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 注)私だって、そう楽観的にばかり見ているわけではない。
しかし、両国が「仲良くやっていこう」と宣言しているとき、「そうだよ、けんかばかりしていないで、仲良くやっていってよ」と応援することがのほうがいいのではないか。


 
 
 

  
 

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無条件の平和条約提案(プーチンの提案)は何が問題か

2018年09月14日 18時10分31秒 | 国際・政治

 ロシアのプーチン大統領は12日、安部首相に、「無条件の平和条約」を提案しました。野党6党は、この提案に対し、安部首相は一言も反論しなかったことを批判しています。
 「無条件の平和条約提案」と聞けば、なんとなく悪くないような気がする方も居られると思いますが、それが大きな問題なのです。

 日本とロシアの間には、解決しなければならない領土問題が横たわっているからです。領土問題の解決なしに、平和条約の締結はあり得ないというのが、日本政府の立場でしたし、今でもその立場でなくてはなりません。

 プーチンの提案に、一言も反論しなかったということは、日本の首相としての自覚があるのかさえ疑わざるをえないことなのです。

 もともと、日本とロシア間の領土問題は、第二次世界大戦の際に、「領土不拡大」という連合国の戦後処理の大原則を踏みにじって、旧ソ連のスターリンが千島列島の引き渡しを要求。米英がこれに応じて「ヤルタ秘密協定」も書き込まれ、旧ソ連が国内法で自国領土に編入したことが発端です。この不公正を是正することを中心にすえなければ、領土問題の解決がないこことは今回の経験からもいっそう明白です。

 日本共産党は北方領土(歯舞、色丹、国後、択捉)だけでなく、千島列島の返還も当然のこととして、提案しています。



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故・翁長沖縄県知事の遺言

2018年08月12日 21時50分46秒 | 国際・政治
 「土砂投入を許さない! ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会が11日、那覇市の奥武山公園陸上競技場で開かれました。この集会には7万人が集まったと報道されています。

 私が関心を持ったのは、この集会で、翁長知事の「遺言」が、次男の雄治氏から代弁されたことです。

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  「沖縄は試練の連続だった。しかし、一度もウチナンーチュ(沖縄県民)の誇りを捨てることたたかってきた。ウチナーンチュが心を一つにしてたたかうときには、おまえ(雄治氏のこと)が想像するよりはるかにおおきな力になる」

 「最後の最後まで、どうやったら辺野古新基地を止められるのか。病室のベッドの上でも資料を読みあさりがんばっていた」

 「沖縄に、辺野古に新基地をつくる。どれほどの大義名分があるのか。全国に置いておけないから沖縄に置けばいい。今、われわれが納得できないものを将来の子どもたちに、残してしまうのか」

 「『国の専権事項』だからといって、いま責任をもってわれわれが何もせず指をくわえて見ているわけにはいかない。『オール沖縄』に、ウチナーンチュの強い覚悟であり、覚悟です。その民意に、われわれ政治家が突き動かされている。父に、辺野古新基地が止められたと報告できりように、がんばりましょう。」


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 注)よく、「知ったかぶりをする識者」は、「安保は国の専権事項」で「県知事の範囲をこえた越権行為」という。
 では、1972年の、沖縄返還はなんだったのか。
 屋良朝苗氏らを先頭とする沖縄県民運動が、アメリカ政府、日本政府を動かし、「沖縄返還」を実現させたのではないのか。

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6月27日の志位委員長と安部首相の党首討論詳報

2018年06月29日 21時29分43秒 | 国際・政治

 ワールドカップでの日本チームの活躍の興奮の陰にかくれて、モリカケ疑惑の方が忘れられがちだが、27日の日本共産党・志位委員長と安部首相の党首討論は、聞くに値する内容があった。
 自民党の小泉進次郎氏らは「スキャンダルばかりでは国会審議がすすまない」として、「スキャンダルは、それはそれとして、別の形で追及?」し、議案審議を進めるような提案をしている。なんとなく、「それも耳を傾ける価値がある」と思わせる節がある。

 しかし、問題は、そこではない。執行部が、資料を改ざんし、ウソ答弁をし、討論の前提である「きちんと事実を語って、論議をする」という民主主義の根幹が壊されているのである。だから、審議がすすまなくなっているのである。

 小泉進次郎氏が、自民党に提言するなら、「うそはいけません。資料をごまかしてはいけません」と進言すべきものです。

 さて、党首討論の核心に入ります。


 総理の腹心の友が経営する学園が、総理の名を使い、巨額の補助金をかすめ取っていたという認識はありますか。
 
 志位委員長
 6月19日、加計孝太郎氏が記者会見を行ない、国会に提出された愛媛県文書に明記されている”2015年2月25日に安倍総理と加計理事長との面談がおこなわれ、その席で獣医学部の新設について総理が「そういう新しい獣医学部の新設はいいね」と言った”ことについて、「事を前に進めるため」の学園職員のつくり話」だったと釈明しました。
 とうてい信じがたい釈明ですが、総理の名を使ったのは「事を前に進めるため」だったという言明は、きわめて重大であります。

 現実にどういう「事」が前に進んだ」か。国家戦略特区への獣医学部新設の認可がすすんだだけではありません。愛媛県と今治市の加計学園への補助金が大幅に増えている。

 2015年の愛媛県文書では、今治市の発言として加計学園文書では、「50億円の支援と用地の無償提供が限界」「県としても厳しいとの話を受けている」とのべたと明記されています。

 ところが、その後、総理秘書官から、「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」と強く迫れました。
 この面会も、「事をすすめるため」に総理の名が使われているのです。

 その結果、今治市の補助金は、「50億円から、63億円」になりました。「厳しいといっていた愛媛県からも31億円の補助金を出すことになりました。合わせて、93億円に補助金は膨れ上がりました。

 そこで総理に伺いますが、総理の腹心の友が経営する学園が、「事を前に進めるために、総理の名をたびたび使い、総理秘書官が深く関与し巨額の補助金をかすめとっていたことではないか。
 総理にそういう認識はありますか。


 安部首相
 愛媛県、今治市の補助金について、私はあずかり知らない

 注)これだけ、志位委員長の事実をあげた質問にも、安部首相はなにも答えられないのです。
 

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