最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

SCOPE 研究会(次回)と JORSJ 特集号

2011年02月27日 16時22分40秒 | Weblog
次回の SCOPE 研究会は以下の日程と内容で行います。場所がいつもの6号館ではなく3号館となっています。当日参加できない方からは USTREAM 中継等を行って欲しいという希望がありますが、講演者の承諾を得られるのか難しいところです(主催者側としては前向きに考えてはいます)。

また、JORSJ の論文誌で”計算と最適化の新展開”関連の特集号を組む可能性もありますので、その際はご協力等をお願い致します。

○2011年度第1回 SCOPE
日 時 : 2011年3月19日(土)14:00~
会 場 : 中央大学 後楽園キャンパス 3 号館 3300 号室(いつもと場所が異なります)
講演1
講演者 : 北原知就氏 (東京工業大学 大学院社会理工学研究科 経営工学専攻)
題目 : 単体法によって生成される実行可能基底解の個数の上界について
概要  : 単体法は線形計画問題に対する最初の解法で,実用上は非常に効率的であることが知られている。しかし,一般的な線形計画問題に対する単体法の反復回数の評価はほとんど知られていない.その大きな障害となっているのが,Klee-Mintyによって発表された単体法が指数回の反復回数を必要とし得るという事実である.北原-水野(2010年)はマルコフ決定問題に対するYeの解析(2010年)を応用し,単体法が生成する実行可能基底解の上界を示した。得られた上界は問題の制約式の個数、変数の個数,およびすべての実行可能基底解の正の要素の最大値と最小値の比,の多項式で表される.そして問題が非退化のとき,この上界は反復回数の上界となる。本講演では、上界を得るための解析について詳しく説明する。また,新たに開発した簡易版Klee-Minty問題を使い,良い上界が得られていることを示す.

講演2
講演者 : 今野浩氏  (中央大学 理工学部 経営システム工学科)
題目 : TBA
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