礼節ブーム

年末年始で様々な慣習や作法がわからず少し調べたりしたが、こんな本が出ているのも社会全体でしきたりがわからなくなっている証拠でもある。さらに初版発行は大変古い本だが昭和４５年ぐらいに冠婚葬祭入門という本がベストセーラになった。今からさかのぼること３８年前でも、すでに冠婚葬祭などの慣習や作法がわからない人が増えており、礼節ブームというものがあったらしい（生まれた年なので直接は知らないが）。この本は続編等も発行されて現在では合計700 万部を突破しているそうだ。昭和４５年の単行本の売り上げで冠婚葬祭入門が３位で続編が８位になっている。さらに翌年の４６年では冠婚葬祭入門が年間２位、続編が４位、続々編が９位に入っている。また４７年ではベスト１０には３冊とも入っていない。ちなみに円谷プロ作品の恐怖劇場アンバランスの第７話に演出でこの冠婚葬祭入門を朗読するというのがある(昭和４５年に制作）。