最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

マルチコア使いません

2010年06月22日 23時16分48秒 | Weblog
先週参加した国際会議でいろいろな発表を見ていたが、数値実験では意外と皆シングルコアでソフトウェアを動作させていた。発表のスライドには使用計算機の仕様(CPU, メモリ, OS など)の情報の他にわざわざシングルコアしか使ってませんと注意書きが書いてあるのを複数見かけた。しかし、MATLAB というのはマルチコア上での並列動作に対応している関数も多いので、MATLAB を使っている時点で自動的にマルチコアを使用していることもある。
最適化の中で近似解法などの分野ではアルゴリズムの良さはシングルコア上で競うという変わった?風習があるそうだ。マルチコア上での効率良い並列動作ができるかどうかもアルゴリズムの良さと関わってくるだろう。幸い我々の連続最適化分野ではマルチコアでも何でも使って、とにかく速く解が出る方が良いという非常に真っ当な世界になっている。
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