最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

新経路検索システム

2008年07月29日 04時04分17秒 | Weblog
パーソナルナビゲーションシステム(いわゆる簡易型カーナビ)の販売が昨年から伸びてきているそうだ。低価格でコンパクト、取り外しも自由などと利点はいくらでもあるのだが、簡易型ではデータ記憶用には HDD でななく、フラッシュメモリなどを使用している。HDD は電気的なノイズが大きいので、GPS アンテナなどは外部に出す必要があるが、フラッシュメモリでは GPS アンテナを内蔵することもできる。またフラッシュメモリを取り外して、パソコン等でデータの更新や登録を行うこともできる。
話は少し変わって、今でもカーナビなどでは様々なタイプの経路検索を行うことができる。各種インターネットサービスを行っている会社では新しい経路検索システムを考えているようである。それらも今後の進展次第だが、query よりも前処理に重心を置くという方法よりも、動的に条件が変化する中での前処理なしの高速最短路検索の方が柔軟性や発展性が高いと思う。条件の追加によって、データの量と種類が増える傾向にあるので、少し余裕を持たせた設計が必要になる。それに、本当に速度が必要ならば多少最適性を犠牲するのも選択肢の一つになるかもしれない。
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