最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

Magny-Cours v.s. Istanbul その2

2011年02月20日 00時17分35秒 | Weblog
今度は計算サーバ1と2を用いて最短路問題を解いてみた。今度は MIP の場合と異なっていて、両者の性能差がはっきりとわかる結果になっている。さらに affinity の設定を行うことによる性能向上も顕著に現れてくる。グラフ探索系では Magny-Cours を有効に使用することもできるだろう。

1:問題 DIMACS LKS データ:1000クエリ
○計算サーバ1;
affinity 設定無し:22.36秒
affinity 設定有り:15.56秒

○計算サーバ2;
affinity 設定無し:14.85秒
affinity 設定有り:9.39秒

2:問題 DIMACS CTR データ:1000クエリ
○計算サーバ1;
affinity 設定無し:231.29秒
affinity 設定有り:173.08秒

○計算サーバ2;
affinity 設定無し:166.44秒
affinity 設定有り:99.53秒

3:問題 DIMACS USA データ:1000クエリ
○計算サーバ1;
affinity 設定無し:278.68秒
affinity 設定有り:212.87秒

○計算サーバ2;
affinity 設定無し:185.77秒
affinity 設定有り:122.07秒

○計算サーバ1 (4 CPU x 6 コア = 24 コア)
CPU : AMD Opteron 8439 (2.80GHz / 6MB L3) x 4
Memory : 128GB (32 x 4GB / 800MHz)
OS : Fedora 14 for x86_64

○計算サーバ2 (4 CPU x 12 コア = 48 コア)
CPU : AMD Opteron 6174 (2.20GHz / 12MB L3) x 4
Memory : 256GB (16 x 16GB / 1066MHz)
OS : Fedora 14 for x86_64
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3 コメント

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Unknown (後藤)
2011-02-19 04:10:40
メモリにアクセスしない場合には最速チップといえるでしょうね~。
Unknown (藤澤)
2011-02-19 12:08:00
CPU や解く問題の特性がわかっていれば、意外と使えるマシンだと思います。何も考えないで実行するとダメな場合も多いでしょうね。
Unknown (安井)
2011-02-19 16:17:04
ひとまず性能が出てくれて一安心です。affinity 設定が効きますね。実装した甲斐がありました。

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