最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

ATLAS

2006年10月23日 12時09分08秒 | Weblog
ATLAS というソフトウェアがある。線形代数演算で有名な BLAS の高速化バージョンであり、CPU ごとに細かな最適化と専用命令を作り出してくれる便利なツールである。SDPA 等でも利用しているが、atlas3.7.12 以降では make の方法が変わり gcc の make に似た方法になっている(詳しくは INSTALL.txt を参照)。しかし、64bit の Xeon や 27x などの新しい Opteron では make に失敗する。ちょっと見た感じではマクロ定義のミス(バグ)のような感じがする。32bit の X86 や初期の Opteron では正常に make が終了する。atlas は 3.4.x や 3.6.x などが安定版で 3.5 .x や 3.7.x が開発バージョンであるので、まだ様子を見ても良い。しかし atlas3.7.11 と 3.7.19(最新)を比較しても特に性能の差は見られない。
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