最適化問題に対する超高速&安定計算

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SDPA Online Solver 変更 その2

2007年09月20日 03時37分05秒 | Weblog
今回の変更点

Power クラスタにおいて SDPARA, SDPARA-C を実行するときの環境を変更した。Myrinet-10G では mx ドライバ(1.2.2)を用いて、MPI は mpich2-mx-1.0.5p4-beta2 を用いた。SDPA Online Solver からは使用しないが、mpich-mx-1.2.7..5 もインストールした。mx ドライバ + mpich-mx の組み合わせは、かなり強烈であり、Linpack の測定(HPL + GotoBLAS)で今までの研究室記録をあっさりと抜いてしまった(パラメータチューニングでまだまだ上がりそうだ)。

旧 SDPA クラスタ(40台:80CPU) : CPU Athlon MP 2400+ (2GHz), ネットワーク 1000BASE-T × 2 (SCore 5.8.x による network trunking : MTU=9000)
Linpack = 約 160GFlops (BLAS = ATLAS)

Power クラスタ(4台:8CPU:32コア) : CPU Xeon E5345 (2.33GHz), ネットワーク Myrinet-10G (mx モード : MTU=9000)
Linpack = 軽く 217 GFlops (BLAS = GotoBLAS)

mpich2-mx がベータ版という理由があるかもしれないが、mx + mpich2-mx の方が mx + mpich-mx よりもやや遅めになっている。それでも mx ドライバなしの mpich2 よりは相当速くなっている。
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