みんなで祝おう恵比寿講(第4回)が
昨日、「かねまんさんの店舗内・前」で盛大に開かれました。
好天に恵まれ、地元の人はもとより
観光バスの方々にも楽しんでいただけました。
南先生の大作です。
地元の小学生の作品です。
逆光で見えにくいが。
今回は工夫しまして、
ポウポウ焼き」前に下処理の工夫を。
焼くときの型崩れがないように。
なるほど歴史塾・東京からの大学生のボランティアの皆さんで
協力して焼けました。
火を焚く準備から。
鉄板2つで一生懸命汗だくで焼き上げています。
少し火力が弱いほうが焼きやすいです。
「ポウポウ焼きとなます」をつけて
無料でプレゼントしました。
今回は昨年の倍、800個を準備しました。
段取りよく準備を。
ボランティアの大学生の皆さんありがとうございました。
昨日好天の中
平高久のかねまんさんの中及び店舗前で
第4回よみがえれ恵比寿講が開かれ、
皆さんに楽しんでいただけました。
主催は
えびすこう奉賛会です。
☆えびすさま、だいこくさま 子ども絵画展
(審査委員長は坂本勇先生)
☆岡田修先生による
津軽三味線・・・大きな反響を呼びました。
☆海幸山幸野菜市
☆大阪虎屋の「たこやき」販売
☆木の実当てクイズ
☆さんまのポウポウ焼き・実演・プレゼント
☆あんばさまの歌披露
☆水あめプレゼント
など多彩なイベントを
午後1時まで楽しみました。
私達「なるほど歴史塾」で、
現代語にしました
今から二百十四年前の江戸時代のいわきの農民、長谷川安道さんが書きました
「寛政十一年(1799年)農家年中行事」(P11)には、
正月二十日のこととして
「さて、今晩は、戎講と言って商いの神を祝い、分限に応じて、
百姓の料理を作る。
鳥は、平目、かながしら・鮒・どじょう・雉・鳩・鶉・雲雀・
野菜は牛蒡・人参・里芋・大根・豆腐・蒟蒻・干瓢・切昆布など、
これで十分である」・・・原文は漢文体です。
また十月二十日については(P34)で、
「えびす講とて、正月二十日のえびす講に優れ商神を祝う」と
書かれていますようにずいぶんと古くから続けられてきたものなのです。
このように
「えびす講」の料理は
五穀豊穣や商売繁盛・大漁満足の神々に
供えるのに最高にふさわしいものだったのです。
正月二十日のえびす講は、この一年間の繁栄を願う、
十月二十日のえびす講はそれらが達成された感謝の心を
捧げるものだったと考えられます。
恵比寿講膳・・・恵比寿講のお供え膳。
膳内は、
上段には、お吸いもの、白いまんま。
中段には、なます、おひたし。
下段には、お煮がし、魚の切り身と野菜の煮つけ、
膳の下には、左から、がま口を入れた枡、生きたどじょうやふな、生のかながしらを
お供えします。
昨日も、
かねまん本舗さんの恵比寿・大黒様にお供えし恵比寿膳をよみがえらせました。
具体的には
「白いまんま」は山盛りに盛り、赤い大きな尾頭つきの「かながしら」や「あかじ」などの焼き魚二匹。
お平(里芋、にんじん、ごぼうの大切り、こんぶ、生揚げ、しいたけ、こんにゃくなどのお煮しめ)。
お吸いもの、なます、甘酒、お神酒、きんぴら。
生きたふなやどじょう二匹を水を入れたどんぶりに入れてお膳のわきに供えます。
いっぱいお金の入った財布も供え、
お膳は恵比寿・大黒様にお供えしますので、二膳になります。
大黒様の前に
お供えしました。(上記写真)
ポウポウ焼きとは
秋の刀と書いてサンマと呼ぶように
サンマは秋になるとおいしくなります。
そのサンマ漁の船上の上で生まれたのが「ポウポウ焼き」。
火をぽうぽう焚いて焼くからともいわれます。
油をひいてフライパンで焼くというシンプルな料理です。
現在の子供たちが魚離れをしていますので
和風ハンバーグとして
子どもたちに食べてもらいたいとしてして、
現代のいわきの子供たちにも人気が出てきました。
協力された関係者の皆様
ご苦労様でした。