いわきでは冷たい雨が降り始めました。
朝から資料を読んでいました。
「障害者意思決定支援」関連の資料を読み込んでいました。
前回
えびすこうの料理の写真を載せましたが、
料理の明細を書けませんでした。
日本の食生活全集7 (日本農山漁村文化協会刊)から
聞き書・福島の食事 石城海岸の食より
えびす講には
正月の送りえびす講と十月二十日の迎ええびす講があり
☆正月の送りえびす講
「二十日は白いまんまと、煮ものの上に焼き魚を盛ったもの、
なますなどの簡単なごちそうをつくり
足代(旅費)が入った財布とともにえびすさまにあげ、
男たちが海で財布一杯励んでくるようにお供えする」と。
☆迎ええびす講
「十月二十日、この日は、白いまんまをおわんに山盛りに盛り、
赤い大きな尾頭付きのかながしらやあかじなどの
焼き魚二ひき、お平(里芋、にんじん、ごぼうの大切り、こんぶ、
生揚げ、しいたけ、こんにゃくなどのお煮しめ)、
吸い物、なます、甘酒、お神酒、きんぴらなどのお膳を用意する。
また生きたどじょうを二ひきを
水に入れたどんぶりに入れてお膳のわきに供える。
いっぱいお金の入った財布も供える。
お膳はえびすさまと大黒さまを供えるので、二膳必要である。」と書かれ
古い時代から受け継がれてきました。
また「なるほど歴史塾」で現代訳しました
寛政十一年 農家年中行事・・・長谷川安道著では
正月二十日
「今晩は戎講(えびすこう)と言って商いの神を祝い分限に応じて百姓の料理を作る。
魚・鳥は平目・かながしら・鮒・どじょう・雉・鳩・鵜・雲雀、
野菜は牛蒡・人参・里芋・大根・豆腐・蒟蒻・干瓢・切昆布など、これで十分である。」と。
また、
十月二十日えびす講について
正月二十日のえびすこうに優れ商神を祝うと書かれていますが、
正月二十日には
農具や馬具を調整して一年間の作業に支障のないようにとも書かれています。
そのように
えびす講に供えるお膳の意味は
五穀豊穣や商売繁盛、大漁満足の神に供えたと思われます。
正月の二十日には
今年の繁栄を願い
十月二十日には
達成されたことに感謝の心をささげたと思います。
このようなことを考えながら
こうした伝統を続けていきたいです。
日めくりカレンダーより
☆僕のことを押していると、
ビリになっちゃうよ
埼玉県 主婦の方
生まれつき障害がある筆者の小2年の息子さんの一言。
マラソンの練習で
クラスの友達に車椅子を押してもらっていた。
このままでは友達が後ろになってしまうと
ゴール間際での一言。
いい言葉でした!!