名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(23)

2024-06-27 | 基本定跡の研究

仕掛けの手順を復習すると、42銀の松尾流穴熊を目指す手に

55歩同歩64歩同歩55銀

86歩同歩75歩64飛

76歩66角86飛に88歩までが定跡手順です。

石井先生は88歩の前に14歩同歩を入れるというのですが、間違いだとわかりました。

ここまで後手54歩を見てきましたが、85飛も有力手です。そこで石井先生の本の手順に戻し、14歩同歩13歩

13同香同桂成同銀に、44銀同金同角33銀

と進むのですが。以下は62飛成42歩 (22金のほうが難しいけど先手有利になります) 53角成88飛成54馬58銀

以下先手の勝ちだと詳しく解説してあります。そこは良いのですが、

途中の図、42の銀を33に上がったのが後手の間違いのようです。33銀に代えて33銀打とすると

この図の評価値は-192で後手良しです。先手はこの図を回避しなくてはなりません。

ここまで戻って、13同香同桂成同銀に65歩というのがAIの最善手です。

66角が安定すると、後手の飛が使えないです。なので54歩同銀同金同飛65飛

44角33銀打66歩

というのが妥当な進行です。この図の評価値は+150の先手ペース。後手の44銀と75飛を調べてみます。44銀は65歩55桂48金打66角

44飛と取ると王手飛車の含みです。ここからの手順は知らずに指せないと思うのですが、56金47歩57金上

57同角成同金に43銀なども考えられるけど、まあ48金28玉

49金同銀58歩44飛

先手はこんなところで見切ってしまいます。59歩成に82角

49と55角成33銀打84飛48歩成37玉

すごい手順でしたが、ここまで来れば評価値は+264の先手良しです。

途中の分岐で

44銀65歩・・・ではなくて、後手が飛を逃げるならば75飛が良いようです (85飛だと角を取って41角の筋がある) 。26香44銀24香

55桂23香成同金44飛

47桂不成同銀31金43銀

この図の評価値は+377で先手有利です。駒の損得は無いのですが、後手の75飛の位置が悪く、穴熊に食らいついていけます。

ということで、今日の変化は先手良しが結論。ただし石井先生の本とは違う手順でした。

 


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