名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(20)

2024-06-24 | 基本定跡の研究

昨日は57銀と引く手を見ましたが、互角でした。

代わりに75歩を突くのが有力な手です。84飛55歩64歩

64同歩同銀54歩86歩同歩54金

こう進むと、前にやった (先手が5筋の歩を切らずに、後手も6筋の歩を切らない) 形に似ているのですが、先手の飛が69か68かという違いがあります。このために59飛55歩53歩・・・というのは、65桂に68角としか引けないから選びにくくなっています。石井先生は35歩を突いて (後手は取りにくい) 65歩57銀75銀34歩

86銀59角87銀不成79飛

88銀不成85歩同桂76飛

これで難解だとしているのですが、評価値は+151で先手ペースのようです。

戻って

AIに聞いてみると、35歩には56歩が難しく

65歩をねらわれます。53歩同金34歩43金寄

評価値は0付近の互角です。

もっと戻って

この図の最善手は石井説の35歩ではないです。45歩が最善で、56歩には55歩

53金65歩75銀

54歩同金55銀

ここで65桂には構わず54銀で先手優勢です。なので55同金同角24角58飛65桂

うまく後手にさばかれたようですが、47金67銀44歩

飛を取られても構わないのですね。58銀不成同金に53飛が粘りの手ですが、43歩成同飛54金

この図の評価値は+581もあって、はっきり先手有利です。

どちらもちょっと妥協したような手順でしたが、先手有利になるのでした。

42角型 (引き角) の変化を長く調べましたが、まとめると

ここで55歩同歩同銀54歩66銀ではあやふやなところが多く、先手の最善ではないです。96歩73桂26歩81飛75歩

84飛55歩64歩同歩同銀54歩86歩同歩54金

(今日調べた69飛の形ではないので) 58飛55歩14歩同歩13歩同香25桂

75歩53歩同角55銀

55同銀同飛同金同角86飛54銀62角43金

31金13桂成同銀33香

と攻めていくのが良いというのが結論で、先手ペースです。

 

 

 

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