名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋が強くなるための記事を書きます。
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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(17)

2024-06-21 | 基本定跡の研究

42角型 (引き角) の続きです。先手が端歩を受けずに55歩

先に攻めたらどうか。後手は反撃体制ができていないので、55同歩同銀54歩66銀73桂

先手の選択肢が広がったはずですが、57銀は64歩同歩同銀~65桂の筋ができてうまくいきません。結局96歩を突いて待つくらいで、64歩同歩同銀65歩

後手は収めることもできるのですが、攻めるならば86歩から。86同歩55銀同銀同歩同角86飛

この図の評価値は-108、後手ペースです。

戻って

86歩には同角が正しく、後手は55銀とさばきます。

素直に交換してみましょう。55同銀86角同歩55歩54歩

この54歩を取ると、54同金41角43銀64歩86飛63歩成

と金のほうが大きくて、先手有利になります。ここまでは石井先生の言う通り。

戻って

AIに聞いてみると、54同金の一手ではなく、56銀48金引65桂

先手の飛のさばきを抑えられると難しいのです。64角83飛45歩35歩

この図の評価値は-167で後手ペース。先手が苦しいみたいです。

もう少し戻って

角銀を総交換すると面白くないようです。なので53歩が手筋です。53で角交換すると71角の筋ができますね。66銀同飛53金64歩65歩69飛

この図の評価値は-45、互角です。64金だと45歩が嫌なので、31金が正しいとか。まあこの先は実力次第でしょう。

 

 

 

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