名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(18)

2024-06-22 | 基本定跡の研究

引き角の形で、先手が5筋の歩を交換して

55同歩同銀54歩66銀73桂96歩64歩同歩同銀65歩

昨日は86歩同角55銀以下を調べましたが、ここは後手が自重することもでき、53銀と戻ります。26歩81飛69飛84飛

互いに様子見です。石井先生は57銀と引きたいと。ねらいは45歩同歩64歩同銀44歩・・・という攻めです。後手が動くのですが、75歩に66角と返します。

81飛75角74歩97角95歩

ここは後手が歩切れなので、64歩96歩63歩成97歩成53と同角63飛成

角銀交換でも竜を作って先手良し。評価値は+228あります。

でも途中で

65桂も言及されています。75角57桂不成同金

石井先生はこれも先手良しとされるのですが、評価値は-121の後手ペースです。理由は先を追いかけるとわかるのですが、82飛61飛成に62飛のぶつけがあり、91竜69飛成

まだ先手の駒得とはいえ、桂香を拾われるでしょうから駒得は消えていきます。後手玉が堅いので自信なし。評価値は-163と悪化しています。

つまり石井先生の57銀と引く打開策は失敗で、銀冠に組み替えるなどの待機策が正解なのでした。


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