名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(11)

2024-06-15 | 基本定跡の研究

また後手の工夫で、42銀と引く手に替えて、43の金を42に引いてみます。

27銀31金38金32金寄88飛

後手は普通の穴熊に組み替えました。さて松尾流穴熊で見たように、先手の86歩は怖くないから (66角同角86歩がある) 42銀68飛43銀

後手は銀の位置を変えて待つこともできます。評価値は0近辺の互角です。
石井先生は

73桂と51角を想定しています。73桂には68飛と戻って

62飛57銀64歩同歩同飛

というのが実戦例のようです。64同飛同銀に66歩が渋い好手です。

75歩81飛76歩

角を取り合います。84飛成77歩成に、AIに聞いてみると、63歩が最善ですが

この図の評価値は+63、少し先手に振れています。実戦では63歩の代わりに75角と打ったので、81竜76歩14歩同歩13歩同香25桂

と進んで、この図の評価値は+416の先手有利です。

さて戻って

後手の仕掛けは失敗でした。AIに聞いてみると、62飛ではなくて81飛が良く、57銀に86歩

86同歩は75歩同歩同角~86角と攻められます。86同角のほうが最善で、42銀64歩は

先手良しのようにも見えるのですが、57角成同金86飛同歩79角

67飛78銀97飛

97同角成同桂65桂47金寄68銀成

普通は後手が無理なのですが、穴熊だと違います。25桂57桂成37金寄58成銀

63歩成48成銀52と38成銀同銀48金

この図の評価値は-153の後手ペースです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする