名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(25)

2024-06-29 | 基本定跡の研究

最後は先手が55歩から攻めるのではなくて

57銀と引く形です。64歩同歩同飛のねらいですが、後手がそれを受ける (62飛や⑤3銀) のは利かされです。75歩同歩45歩

という開戦が強い指し方。先手はこれを回避するために25桂24角を入れておくのもあるのですが、後手は局面を収めて24歩から桂を取るのもあるので、先手が少し苦しいです。さて33角成同銀右45桂86飛33桂成同金寄88歩

まあこうなりそうなところですが、この図の評価値は-215の後手良しです。後手は79角も有力 (77角68角成同銀76飛) ですが、55歩のほうが少し優り、77銀56歩同銀84飛

一応は先手の駒得ですが、銀を打たされているので後手良しは変わりません。

この変化を深く調べても仕方ないので、後手良しだと覚えておきましょう。

 

これで66銀型四間飛車で居飛車穴熊に対抗する形は終わりです。振り飛車が先手でないと使えなさそうですが、互角以上に戦えるようです。


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