初手から78飛34歩48玉84歩38玉85歩76歩
馬は作れないので後手は42玉とします。そこで先手の68銀が変わった手です。
86歩同歩同飛には79金
ここで後手の指し手候補が多いのですが、調べてみましょう。まず87飛成は自然ですが、22角成同銀88飛同竜同金
この図の評価値は+53、後手が手損しているからだと思います。と言っても互角で、この後次第。
戻って
62銀では22角成同銀77角
両取りがかかり先手優勢です。後手はこの両取り筋を避けねばなりません。
また戻って
32玉はまあまあ良さそうな手ですが、22角成同銀75角
87飛成63角成82竜
ここは75馬でも互角ですし、63馬86歩88歩62銀64馬
これも評価値は0付近の互角です。後手は2歩損でも角が手持ちだからでしょう。84竜から先手の馬を追って、右の銀桂を使っていきます。
また戻って
32金とするのは凝り型に見えますが、53と22の両方を守っています。22角成同銀77銀87飛成96角
82竜63角成62銀96馬
この図の評価値は+5、ほんのわずかですがプラスです。32金の形でしょうか。
なお96角を嫌って22角成同銀77銀に、82飛86歩も考えられますが
この図の評価値は+62、32金としているので後手玉を固めにくいからでしょうか。
また32金に77角というのもあって
77同角成同銀87飛成96角・・・は後手の左銀の位置の違いだけ。82飛86歩
という図は評価値+35、これもありそうです。いずれにせよ後手の32金は最善ではなさそう。
また戻って
82飛は有力で、先手は84歩を打ちます。
84同飛は22角成同銀66角86歩59銀
両取りが残って先手有利。評価値は+355です。
ちょっと戻って
84同飛ではなくて86歩が正着です。22角成同銀88飛84飛66角
一度82飛と引いて、22角成87歩成とすると、同飛同飛成11馬
二枚替えで評価値は+440の先手有利。なので1つ戻って
ここは87歩成しかありません。84角88と同金
この図の評価値は-20、わずかにマイナスになって、後手にとっての最善の手順であるようです。角を打っているかどうかの違いでしょう。
最後は
44歩ですが、66角と出て
この図の評価値は+26、後手は角筋を止めているのがマイナスです。
どれもわずかな違いで、間違えなければ互角になります。後手としては得策とはいいがたく、
68銀には86歩同歩同飛などとせずに、32玉などと待てば77角でしょうから
一昨日調べた形に合流します。後手としては問題なし。
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