ここまで阪田流向い飛車が互角以上で戦えましたから、先手の対抗策を考えましょう。
居玉のまま36歩~37桂というのがアイデアです。桂頭が気になりますが、35歩同歩36歩45桂55角77角
この図の評価値は+492の先手有利。
また55角ではなくて37角も気になるところですが、37同銀同歩成55角
この図の評価値は+956のほぼ先手優勢です。飛の取り合いは先手が有利になるのでした。
後手の最善は35歩同歩25歩
3筋の突き捨てはもう少し後でも良いのでしょうが。68玉に35金は36歩
金を引けば収まりますが、36同金は23歩同飛45角
33飛15飛と進んで
この図の評価値は+1821の先手優勢。後手が居玉のまま攻めるのは無理があります。
戻って
68玉52玉78玉72玉77銀35金
後手も玉を移動してから35歩を取ったらどうか。ここでも36歩の受けが利いて34金
このまま持久戦になれば互角でしょうが、56角 (24飛は34角同飛25飛24歩35飛で先手優勢なので) 12角 35歩
35同金は12角成同飛36歩34金23角の筋になるから、24金が最善で12角成同飛 (12同香は11角の隙ができる) 27銀
54角にも36角22飛64角同歩36銀
この図の評価値は+164の先手ペース。作戦勝ちになりそうです。
後手がもっと慎重に指したら・・・というのは明日にします。