名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

第251回名南将棋大会(壱)結果速報

2024-03-20 | 名南将棋大会

本日は第251回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。

A級優勝

安本興生さん

青木一さん

B級優勝

青木凱愛さん

C級優勝

荒木昭一さん

佐藤健治さん

森巌さん

D級優勝

長谷川智也さん

松尾眞司さん

小籔雅人さん

E級優勝

高原秀樹さん

優勝された方々、おめでとうございます。

参加された皆様、ありがとうございました。

 

トーナメント表の画像です。

 

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SS3-2 急戦向い飛車(24)

2024-03-20 | 基本定跡の研究

角頭歩戦法の続きです。

すぐに25歩を突くのは難しいので、一度68玉としてみます。実はこれで評価値は先手良しなのですが。54歩に25歩同歩同飛88角成同銀22飛

22同飛成同銀53角27角

ここは安用寺先生がさらっと触れている48金45角成26角成

とするほうが評価値は+122の先手ペースです。

戻って

26飛も見えるのですが、49角成22飛成52金打

こちらは先手やや不利とされているのですが、評価値では-397の後手有利です。

さらに戻って

定跡本では触れていないのですが、22同飛成ではなく、23歩52飛28飛

この図の評価値は+278の先手良しです。ゴキゲン中飛車に比べても2筋で損をしているでしょう。先手としてはこれだけ知っていれば良いのですが、

25歩を決行せずに78玉というのも定跡本に書いてあります。88角成には同玉、22飛に77角33角と打ち合って

ここから66歩と止めて持久戦にすると

評価値は+184、確かに先手十分ではあるのですが、元の評価値はより高かったので、おとなしく指し過ぎているかという感じです。

戻って

88角成に同玉と指していたので、33桂と跳ねる手があります。

23角に45角という対応があります。78玉と戻って

この形は32銀に同角成同金46歩で角が捕まっています。なので後手としては42金46歩22銀

こういう形で角を取り合います。45歩23銀となって

評価値は+227の先手良し。31角から馬を作るのが最善です。定跡本では22角12香31角成52金上

ここで48飛がちょっとおかしな手で、53角38銀62飛47銀61飛56銀64歩58金右62玉

後手は馬の捕獲に成功します。後手有利となっていますが、評価値は77なので、まだ先手ペース。

戻って

後手は53角と手放すのでは不満です。48飛には53金直と対応して、68金52飛28銀32金21馬42飛36歩61玉37銀72玉

こういう図を目指せば評価値は-117、後手ペースです。

また戻って

23角以外に53角もあります。42角同角成同金

先手は1手損しても、後手の向い飛車を防いだという指し方です。後手は相居飛車の銀冠を目指す方が優りますが、48銀53金58金右22飛

まだ向い飛車にすることはできます。安用寺先生はここから駒組を進めて

この図の評価値は+147、先手満足だと。まあそうなのですが、最初のころの評価値と比べると損をしている感じはします。

ということで先手の対応策は

一度68玉としてから、54歩ならば25歩同歩同飛88角成同銀22飛

22同飛成ではなくて23歩52飛28飛

これを覚えておけば良いです。やはり後手の角頭歩戦法は奇襲の域を出ないのでした。

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